セミリタイア5年目の2023年を総括

2017年6月 満足度の高かった2冊の本

この記事は約3分で読めます。

6月に読んで良かった本をご紹介しておきましょう。

先月は、異動の発令が出て、送別会やら引越しやらで忙しくしておりまして、漫画(インベスターZ 10〜17巻)を入れても12冊しか読めませんでした。

この限定的な中ではありますが、ご紹介に「足る」本がありました。

今回は2冊のみです。

小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの〜

・ヤマト運輸の元社長といえば、「輝かしい業績」「行政に果敢に挑んだ男」「福祉事業にも尽力」といったイメージ。一言で表現すれば「隙のない」人物像を描いていました。
・彼の著作である『小倉昌男 経営学』は発刊から18年近く経ちますが、理路整然と書かれた本書は今も優れた経営書のロングセラーとして多くのビジネスマンに愛されています。

・今回読了した『小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの〜』は、そんな小倉氏のこれまでは殆ど表に出てこなかった「家庭」での「裏」の顔を描いたノンフィクション(第12回小学館ノンフィクション大賞:選考委員が全て満点をつけた)です。実の奥様や娘さんの健康上(主にメンタル)の問題で、家に帰れば毎日苦悩していたとは・・・。本書ははっきり申し上げて読んで楽しい本ではありません。ですが、一見表舞台では輝いている人であっても、実はその何倍も苦しいことがあったりするという事例であり、もし、ご自分が同様に家庭で問題を抱えているとすれば、何かヒントが得られるかもしれません。

老後不安がなくなる 定年男子の流儀

・2冊目は最近「売れっ子」と言っても良い経済コラムニストの大江英樹氏の最新作。

大江氏と言えば、エントリー『1000円からはじめる!お金の増やし方』は初心者のために書かれた投資信託の教科書』で紹介した様な投資に関する本や、行動ファイナンスに関する本に加え、退職前後の年齢層向けに書かれた本の大きく3つのジャンルの著作がありますが、本書は一番最後のカテゴリーに属するものです。

私が読んだ大江氏の本の中では、これまで『定年楽園』が私にとっての最高傑作でしたが、本書はシニア層の「起業」に関して書かれていて、また違った魅力がありました。

別途、個別記事において、もう少し詳しく紹介したいと思います。

追記)書きました。→『老後不安がなくなる 定年男子の流儀』(大江英樹)は高齢化社会の手引書だ

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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