つばめ投資顧問の「顧問」に就任

ポートフォリオ変更のタイミング

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現在、株式市場は米国は史上最高値、また、日本株も日経平均が昨年来高値を更新するなど、好調に推移していますね。

私は米国株をメインに投資していますが、日本株にも投資しており、それぞれ、数十銘柄で構成されるポートフォリオを組んでいます。

今日は、このポートフォリオに関して、軽い記事を書いてみます。

ポートフォリオの変更を考えるべき時

本来、この「ポートフォリオ」やアセット・アロケーションは、そんなに頻繁に変えるものではありません。

しばしば、相場感で動かすと売り買い両方で「往復ビンタ」(笑)を喰らったりすることは、長く(個別株)投資を続けている方であれば、一度や二度は経験されたこともあるでしょう。(私は数知れず経験あり)

ただし、やはり、見直しを考えた方がいい場合があります。

それは、リスクを取りすぎている場合です。

でも、このリスクについては「適切なリスク」というものを簡単に計算してくれる式や公式のようなものがあるわけではありません。

各自が考えるべき問題です。ご自身の属性(仕事、家族構成など)、資産の額、投資経験の長さ、毎月の支出状況、さらには家族の投資に関する理解度も関係してくるかもしれません。

私は取材を受けた際、現在、あのリーマンショックの様なことはそう簡単に発生することはないが、何かのきっかけで「株式市場が2割・3割下げることは、いつあってもおかしくない」とお伝えしています。

例えば、現在の投資額が短期間で20%から30%減ってしまった時のことをイメージしてみて、貴方は耐えられますか?

おそらく、殆どの方は大丈夫ですが、中にはそれが生じてしまったら、精神面や家計面のどちらかで支障をきたす人もいるのではないでしょうか。もし、これに該当するのではあれば、市場参加者の楽観度が高い今は「悪くない」タイミングかも知れません。ただし、株式市場の先行きは「読めません」ので、リスクを減らした後も株価が上昇を続けて、あの時売却するんじゃなかった!という可能性もあります。

税金面の考慮

そして、上記とは全く別の観点ですが、ポートフォリオ変更に伴い生じる税金に関しても留意する必要があります。

株式を売却すると、何らかの損益が発生します。含み益だったものは、ここで税金が発生し、税金流出分、資産は目減りしてしまいます。この含み益は株式を換金して使う際(将来税制変更がない限り)、必ず税金をいつかは払わないといけないものですが、やはり、闇雲に売買して払うものではないことだけは間違いがありません。

一方、ご自分のポートフォリオが含み損ばっかりだったら、どうでしょう。

たまたま、良かれと思ってグロース銘柄に集中投資したら目論見が外れて大きな含み損になってしまっていたりして、この様な好調な相場でも、上手くいっていない方も少なからず存在するでしょう。

その様な場合でしたら、上述の税金支払いのデメリットはないのですから、思う存分、売却することが可能です。

つまり、ポートフォリオの調子が悪く含み損を多く抱えていて、組み替えしても税金の出ない局面は、ポートフォリオを大きく見直す良い機会でもあるのです。

以上、リスクと税金支払いの2つの視点から、今回はポートフォリオ見直しについて考察してみました。

なお、マイ・ポートフォリオは「いい感じ」なので、特に調整する必要はありません。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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