保有米国株のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)の一部を断続的に複数回に分けて売却しました。
これは、2月に全売却した銘柄とは異なり、理由「あり」です。
(参考)
・ホーム・デポ(HD)を全売却
・ロッキード・マーチンを全売却
売却した理由
悪いニュースが重なったことが理由です。
独占禁止法に抵触の疑い
米司法省が当社を反トラスト法で調査を始めたとの報道がなされました。今後の行方はわかりませんが、嫌なニュースです。いつ、クリアになるかも定かではありません。
(参考)米司法省、反トラスト法でユナイテッドヘルスを調査=WSJ(ロイター)
米国内最大級の病院が当社の民間医療保険ネットワークから離脱
あくまで、当社の契約先の一部の話ですが、当社ビジネスにとってマイナスの事案。他にも、同様の事態に陥っている可能性もあります。
(参考)ユナイテッドヘルスが5日続落 ニューヨークの病院システムが契約打ち切り=米国株個別
サーバー攻撃を受け、身代金を支払った可能性
「ブラックキャット」と名乗るランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団から受けたサイバー攻撃で、暗号化されたデータとシステムへのアクセスを回復するために身代金約2200万ドルを支払ったもようだ。
これは、サーバー攻撃を受けて、攻撃の被害を受けた可能性とその被害の回復のため多額の金額を攻撃をかけてきた者に払った可能性が報道されています。
仮に、これが事実だとすると、類似の攻撃を再度受ける可能性もあります。当社の場合、米国民の多くに関係する医療保険などのサービスを展開する大手企業だけに、長期のサービス停止は絶対無理。そのため、仮に再びデータ等の被害を受けてしまったら、相手の要求を飲まざるを得ない社会インフラ的な存在だけに、抜本策が講じられるまでは、株価の頭を重たくする材料でしょう。
しばらく全売却はしない
ピーク時に比べると、保有株式は約半減させました。しかし、当社のビジネスモデルは強固であり、一連の報道で株価のバリュエーションも低くなっており、当面は一定の株式保有を継続する方針です。
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