新型肺炎(コロナウイルス)に揺れた2月の取引が終わりました。
<参考:主要国の株価騰落率:週間>
・米国(NYダウ):-12.36%
・日本(日経平均):-9.59%
・中国(上海総合):-5.24%
・韓国(韓国総合):-8.13%
・英国(FTSE100種):-11.12%
・ドイツ(DAX):-12.44%
<参考:主要銘柄の騰落率:年初来>
・VOO(S&P500):-8.13%
・MSFT:2.73%
・AAPL:-6.91%
・AMZN:1.94%
特に、今週は連日、記録的な「下げ幅」を株式市場では記録。まだ「下げ率」においては、過去のマーケットの歴史にはさらに激しい実績がありますが、今回の高値からの「調整スピード」は、特筆されるものだったようです。このあたりのことは今日(2/29)の新聞やネットにたくさん記事が出ていますので、詳しくは説明しません。
私の資産の状況
エントリー「私が選んだバランスファンド:バランスファンドは便利ですぞ」に書いている通り、マーケットの状況等踏まえると「守り」を固める必要性を認識し、2月頭から一定額をバランスファンドにシフトしました。
一方、日本株については「「投機枠」を設定します。」で書いたことは、有言「不」実行となりました。
具体的には、外部の知見を活用して運用するものを「除いて」
・日本株の個別株の運用は総額1000万円を目処とする
・この範囲内でさらに内枠として100万円の「投機枠」を設ける
という内容でした。
ところが、この記事を書いた後すぐにマーケットが荒れ始めたので、前言撤回して「専業投資家」としての身分を活用して、今週は久しぶりに連日パソコンに張り付いて株式取引(主に日本株)を行いました。
また、米国株についても、マスターカードがコロナウイルス問題を受けて業績についてネガティブな見通しを示し、同社やビザの株価が大きく売られたことから、他の保有資産(海外ETF)を売却して追加投資。昨日はバークシャー・ハサウエイ株が200ドルになったので追加投資をしたため、月末時点でバークシャーに過去最高の投資金額(たぶん)となっています。
銘柄名 | ticker | 比重(%) |
バークシャー・ハサウェイ クラスB | BRK.B | 49.71 |
ビザ | V | 28.05 |
マスターカード | MA | 22.23 |
この様な取引の結果、
私の純資産は昨年末対比でマイナス7.2%、金額にすると1000万円以上(正確な数字は内緒)減少しました。
ここで留意点としては、この数字は生活費の支出なども含んだ数字だということです。
米国株(時々、債券ETFなどにも投資)については、取引の都度モーニングスター(米)のポートフォリオ管理ツール(無料)に入力して、市場平均(S&P500)との比較をしています。これによれば、米国への投資は年初来(YTD)で4.14%のマイナスの模様です。
今年は年初からポートフォリオの組み替えの度に多額のキャピタル・ゲインを計上。税金の支出が嵩んでおり、先日「二ヶ月分の給料相当」(あくまでイメージ)の還付金が入っても税の支出超となっています。
(参考)【Semi-Retired】税金・健康保険に関する話題など
言わずもがなですが、リタイアした身分故に今年に入り2ヶ月間無収入。相応の金額の生活費の支出をこなしての上記資産額の減少だとご理解ください。ちなみに、バランスファンドは6.3%の含み損となっています。株式だけでなく、今月はREITなども下げた影響でしょうか。
当面の方針
今週のマーケットの動きは確かに急でした。
しかし、冷静になって見ると、米国株(S&P500)は昨年10月の水準。日経平均も米国株に追随して上昇し始める前は、昨年も相当安い時期があったことを思い出しました。
テスラ株が急騰した頃が、短期的なピークだったのでしょうね。
投資先の価値を十分認識して投資する
株価が上がるから投資するのではなく、投資先の事業内容を理解して、その株価が見込まれる利益・CFと見合っているか。この基本に忠実になって、よくよく吟味して投資していくこととします。
3月第1週は大事な1週間
一般的にも、私の30年近い投資経験からも、これだけ短期的に株価が下げた後は「自律反発」が予想されます。そう、ゴムを引っ張ると元に戻るように。
ただ、ここで注意しなければならないのは、コロナウイルス問題を受けてFRBが利下げを行う可能性があるとしても、いまだコロナウイルス問題の先行きがはっきりとしないことです。
日本に関しては、東京オリンピック・パラリンピックの開催がどうなるかも含めて、不透明要因となっています。
何が言いたいかというと、来週株価が反発してもあまり調子に乗らない方がいいと思います。
取り急ぎ今考えていることは、以上です。
「生き残ることが大事」
皆さんもマーケットから退場しないようにしましょう。
そして、普段積立投資しかしていない投資家は、私のような個別株投資が中心の人とは違い、今までの投資を淡々と続ける。
それだけで良いと思います。
I hope you like it.