他の投資ブログでは、読者からの質問を使った記事を売りにしている方もいらっしゃいますが、私は原則個別質問へはお答えしないことにしています。今回は同様の事を考えている方も多いと思いますので、以下の通り取り上げます。
【ご質問】
初めまして、OHと申します。(中略) 証券担保ローンで、楽天証券ではなく野村證券に(口座を)戻された(帰り咲かれた)のは、何か管理上の戦略なのでしょうか?それとも大きなサービス上の違いがあるのでしょうか? 私も当初は野村證券で考えましたが、新規口座開設や移管の手間、終活に向けて口座を増やしたくないという思いがあり、すでに資産のある楽天証券で始める方がラクでは?と思っております。意思決定のプロセスなど参考にさせていただければ幸いです。
【回答】
OHさん、いつもブログをご覧いただきありがとうございます!50歳というご年齢や「終活を見据えて口座を無駄に増やしたくない」「移管の手間を避けたい」というお考え、とても共感いたします。散らかった口座の管理や家族への引き継ぎを考えると、できればメイン口座で完結させたいですよね。
ご質問いただいた「なぜ楽天証券ではなく野村證券(野村Webローン)を活用しているのか?」についてですが、金利の差も全く重要ではないとは言いませんが、それが一番の理由ではありません。
私が野村を選んだ最大の決定打は、「担保として取り扱える証券の幅」にあります。
決定的な違いは「米国株インデックス投信」が担保にできるか
両者の決定的なサービスの違いは以下の点です。
- 楽天銀行(証券担保ローン):担保にできるのは基本的に「日本株」のみ
- 野村Webローン:日本株だけでなく「公募投資信託」など幅広い資産が担保対象
私の場合、アセットの中で金額として最も多くを占めているのが「米国株へのインデックス投資信託」です。
もし楽天証券だけで完結させようとすると、一番資産規模が大きい米国株インデックス投信を担保として活用することができません。メインの資産をそのまま担保に入れて資金効率を高めるためには、投資信託を担保に組み込める野村證券(野村信託銀行)を選択するのが最も合理的だった、というのが意思決定のプロセスです。
楽天証券での実績とまとめ
なお、私自身も楽天証券での証券担保ローン活用実績がゼロというわけではなく、過去にわずかながら利用した実績もあります。
ですので、OHさんがおっしゃるように「わざわざ口座を増やしたくない」「移管の手間をかけたくない」というお気持ちであれば、以下のような基準で判断されるのが良いかと思います。
- 日本株メインで保有している / 手間をかけず手軽に始めたい 👉 既存の楽天証券のままで十分活用できます。
- 米国株インデックス投信など投信メインで保有している / 大きな担保枠を作りたい 👉 移管の手間をかけてでも野村證券(野村Webローン)を開設する価値があります。
ご自身の保有されているポートフォリオの內訳(日本株なのか、投資信託なのか)に合わせて、どちらのサービスが適しているか検討してみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです!
I hope you like it.
