定点観測 | 時価総額を見てわかること

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本ブログでは、アドレスを変える前はときどきですが、日本企業の時価総額を調べて感じたことを記事にしていました。

Yahoo!ファイナンス(2018/2/9終値ベース)で、日本の主要企業の時価総額の順位・セクター分布・変動等を眺めて見た感想を述べたいと思います。

定点観測の重要性

・まず、述べたいのは、定期的に同一の指標をチェックすることの重要性です。スポット的に1、2回見るだけでは、数字の意味や変化が掴めません。間隔が空いたとしても、前回確認した時の記憶がある程度の頻度でチェックすることで、いろいろと得られることがあります。
・これから就職活動をする学生は、世間での一般的なイメージ(広告で形成されている可能性あり)とは異なる企業評価の実態を知ることができますし、社会人のベテランであっても意外な事実を発見することでしょう。

今回の定点観測で感じた主な点

ソニーの大復活

・何と言っても、世界のSONYが時価総額ランキングの堂々第10位(時価総額6.5兆円)にランクインしていることに驚きました。2000年前後のITバブル期を除くと、ソニーが株式市場で高く評価されることは久しくなかった様に思います。株価が低迷する間も企業のブランド価値は高い評価を維持していましたが、さすが底力がありますね。
・ちなみに、一時業界トップを伺う存在だった三菱電機は28位、日立30位、パナソニック31位の3社はいずれも3.9兆円でした。

総合商社・伊藤忠はNo.3

・日経新聞を含めたメディアの世界では、資源バブルが弾け三菱商事や三井物産などが相対的に苦戦する時期に、非資源に強みを持ち一時利益もトップとなった伊藤忠を持ち上げましたが、時価総額の上では三菱商事(22位)、三井物産(38位)、伊藤忠商事(40位)の順番です。マーケットは、いまだ伊藤忠をNo.1とは評価していません。

ヤフーが47位まで低下

・ITバブル期には、ソフトバンクなどと並び株式市場の主役だったヤフー(証券コード4689)ですが、50位以内が危ういところまで下がっていました。PERやPBR等の指標を見ても「普通の会社」の評価です。

小売りセクターの盟主はファーストリテイリング

・ユニクロが原宿進出する前に投資をしたことがあり、私の投資歴の初期の成功体験でもあるファーストリテイリング株式。時価総額4.4兆円とセブン&アイ・ホールディングスの3.9兆円を上回りました。

ヘルスケアの弱い日本

・元々、世界の同業大手との比較において、規模の面では大きく見劣りのする製薬業界。そんな中にあっても、かつて武田はトップテンにいたことがありましたが、23位(4.7兆円)まで低下していました。業界内で次点のアステラスは42位で3兆円。外資からの買収ターゲットになる規模だと思います。

不動産は人気の圏外

・株式市場の人気がないという点では、不動産業界も同様です。52位三菱地所、53位三井不動産(共に2.6兆円)と活況を呈する不動産市場とは裏腹な状態です。これからの市況悪化を織り込んでいるのでしょうか。

銀行の時価総額は大きいが・・・・

・私が社会人になった頃ほどではありませんが、相変わらず学生に人気のある銀行業界。時価総額の上では、今も三菱東京UFJ(2位)、三井住友(9位)、みずほ(18位)と存在感を発揮。でもね。30年前のバブル期に世界の株式市場で上位を席捲した頃とは状況は異なり、合従連衡で単純に規模が大きくなっただけの評価(PER等指標面)にとどまっています。
・なお、証券業界のガリバー野村證券も59位・2.4兆円とかつての面影は微塵もありません。

ダントツのトヨタも・・・・

・最後にトヨタ自動車について言及しておきます。改めて、申し上げることもありませんが、現在の日本の株式市場においてはトヨタがダントツの時価総額No.1です。その金額24.3兆円は2位の三菱東京UFJ(10.8兆円)の軽く2倍以上でした。
・しかしながら、舞台を世界に拡大するとどうでしょう。1月末時点ですが、トヨタの世界の全上場企業の中での順位は43位でした。自動車業界ではNo.1ですが、日本人としてはもっと上にいて欲しいですね。(参考)次点はコカ・コーラ
・ちなみに、私の保有銘柄の順位は以下の通りです。4位Amazon、6位facebook、7位バークシャー・ハサウェイ、12位ジョンソン&ジョンソン、20位VISA、25位ホーム・デポ、49位ユニリーバとなっており、保有個別株12銘柄のうち実に7銘柄が「世界」の50位以内にランクインしていました。

I hope you like it.