日本の当局による為替介入により、やや円高方向に戻していますが、ドル円レートは一時1ドル150円以上のドル高・円安と、私が就職した1990年当時の為替水準まで円安が進みました。
こうした状況を受けて、株価や金利よりも、足元では為替レートに関してのニュースがとても増えています。
為替レートは読めない
以前も記事にしましたが、今年は私に対して、米国株投資に関連して為替レートとの関係で、相談を寄せる人が複数いました。
要は
ドル高で日本円を元にして投資するのは、割高に感じられて投資しずらい
というわけです。
大体、この様な相談(含む取材協力時)が寄せられるようになったのは、1ドルが130円を突破した頃からです。
しかし、どうでしょうか
投資をもし躊躇していたら、もっと今はドル高が進行してしまい、今から振り返ると1ドル130円は安かったという結果になっています。
しかしですね
1ドル150円が示現したのを見て、焦って大きく米国株に投資をすると、今度は一気に120円割れとかになってしまう可能性もあります。
実際、為替というのは、そうした歴史を繰り返しているのです。
ただ、かつて、日本が貿易で黒字を稼ぎ大きな経常黒字国だった時代は終わっています。
もう、超円高の再来はないでしょう。個人的には、エネルギーや資源を大きく海外に依存する日本・日本人が恐るべきは「超円安」の方ではないでしょうか?
現在の為替レートを踏まえた私の資産運用
今年7月の記事(米国株投資は外貨への投資でもある)にも書いた通り、私はすでに一定額のドル資産を保有しています。
そのため、例えば、現在20〜30代の資産形成期にある方が、ドルコスト平均で毎月積立投資をしている様な状況とは異なります。
方向感として、円高の心配はしていない。けれども、短期的な行き過ぎたドル高があれば、少し米国株などを売却して円資産に振り向ける
そんな感度で、現在のマーケットを眺めています。
そして、株価に方向感がない今は、投資よりもお金を使うことの方に関心があります。
いや、株価の水準に関わらずかな
I hope you like it.