私は現在、米国株への投資がメインです。
メインですから、他にも投資していて米国株オンリーではありません。
日本株にも常に数千万円の規模で投資しています。
これらは、ほとんど全て個別株です。一部は投資信託(ETF)にも投資しています。
米国株に一番大きな割合で投資するのは、単純に「今」はリスクとリターンを両方考えた場合、米国株の割合を大きくしておくことが賢明と「私」は考えるからです。
相変わらず、ボックス圏で行ったり来たりの日本株よりも、長期投資に相応しい投資先があるからです。
為替リスクをどう考えるか
(あくまでこれまでですが)今年はドル円の為替レートが大きくドル高方向に動いた年となりました。
米国株に関しては、株価は基本的に今年下落が続いていますが、日本人が円をドルに替えて米国株に投資している場合、その株価下落の相当程度をドル高がカバーしてくれています。
そのため、米国に住む投資家に比べると、資産の目減りは少なく済んでいますね
こうした状況の中で、私には、ドル高が進む中で、米国株への投資について為替を理由として、投資を躊躇しているとの相談が寄せられることがあります。
その場合、私の回答としては、
・長期的には、利益成長に伴って株価上昇が見込まれる株式とは異なり、為替取引はゼロサム(誰かの儲けは誰かの損失となる)
・一般的にも、私個人としても為替レートを予測することは難しい
・なので、株式への投資は為替とは切り離して考えるべき
・米国株など海外に一切投資しないことは、資産が円だけという「為替リスク」を負っている。現在の様に円安が進む局面では、円だけの人は相対的に貧乏になっている
・将来予測は難しいので、一部資産はむしろ外国に投資することがリスクヘッジにもなる
というようなことを申し上げています。
既に十分なドル資産
私の場合、昨年までは米国個別株とETFをあわせて100万ドル以上の時価評価となる金額で投資していました。現在は米国株の水準が低下したこと等により、100万ドル未満になっていますが、それでも軽く米国株だけで日本円換算で1億円を超える金額を投資しています。
これだけの金額あると、仮に株価が変動しなくても、為替レートが1円動くだけでも毎日相応の金額が動きます。でも、私はすっかりこの状況に慣れてしまいました。
基本的に、毎月の生活資金などは円資産の運用・取り崩しで主に賄っていますが、この主たる米国株投資の部分は、将来、もっと極端な円安(日本売り)の事態になった場合の「保険」にもなっています。
資産運用に関する考えは、投資額、投資経験、家族構成、職業など様々な要素によって変わってくると思いますが、私にとっては現在のスタイルが合っています。
I hope you like it.