クレジットカードを作る際、氏名や住所、生年月日、年収など、いろいろな情報を入力します。

その中で、ほぼ必ず聞かれるのが「職業」です。
会社員だった頃は、こんな項目で迷うことはありませんでした。「会社員」にチェックを入れ、勤務先や勤続年数などを入力すれば、それで終わりです。
ところが、会社を退職してからは少し事情が変わりました。
私は退職後も何枚かクレジットカードを作っています。幸い、今のところ申し込んだカードはすべて審査に通っています。(直近ではみずほ楽天カードを作成)
ただ、申し込むたびに、ときどき手が止まる項目があります。
それが「職業」です。
私は現在、会社員ではありません。
かといって、商売をしているわけでもなく、一般的な意味での「自営業者」という感覚もありません。
資産運用をしながら生活している個人投資家ですが、さて、こういう人間はクレジットカードの申込画面では何を選べばいいのでしょう。
「無職」なのか。
「自営業・自由業」なのか。
それとも「その他」なのか。
これまで、その都度、選択肢を見ながら判断してきましたが、正直なところ、それほど深く考えたことはありませんでした。(正直、毎回、適当に選んでいました)
そこで今回、改めてクレジットカード申込時の「職業」について調べてみました。
すると、ちょっと面白いことが分かりました。
クレジットカードの「職業」には何がある?
カード会社によって多少の違いはありますが、一般的な職業欄を整理すると、おおむね次のような選択肢が使われています。
・会社員・会社役員
・公務員・団体職員
・自営業・個人事業主・自由業
・派遣社員
・契約社員・嘱託社員
・パート・アルバイト
・学生
・専業主婦・主夫
・年金受給者
・無職
・その他
もちろん、すべてのカード会社がこの11項目をそのまま使っているわけではありません。
「会社員・会社役員」を一つにまとめたり、「パート・アルバイト・契約社員」を一つの区分にしたり、専業主婦・主夫や年金受給者を独立した選択肢として設けたりと、カード会社によって微妙に違います。
こうして改めて眺めてみると、これを単純に「職業分類」と呼ぶのも少し変な気がします。
会社員や公務員は就業上の属性ですが、派遣社員や契約社員は雇用形態です。
学生や無職は就業状態ですし、年金受給者は、どちらかというと収入源による分類でしょう。
おそらくカード会社にとって重要なのは、単に「何の仕事をしていますか」ということだけではなく、
「現在、どのような立場で、どのような形で収入を得ていますか」
ということなのだと思います。
一番興味深かったのが三井住友カード
今回調べていて、私が特に興味を持ったのが三井住友カードです。
というのも、私自身がメインで使っているカードだからです。
三井住友カードでは、職業について、
・会社員・会社役員
・公務員
・自営業・自由業(不動産収入のある方を含む)
・派遣社員
・アルバイト・パート・契約社員等
・年金受給者
・無職(定期収入のない方)
・学生
といった区分が設けられています。
ここまでは、特に驚くような内容ではありません。
ところが、これまであまり注意して読んでいなかった「自営業・自由業」の説明を確認してみると、個人的にはかなり面白い記載がありました。
その具体例の中に、
「投資家」
が含まれているのです。
農業、漁業、芸術家、作家、俳優、音楽家などと並んで、「投資家」も自営業・自由業に分類されています。
これは、長年投資をしてきた私にとっても、ちょっとした発見でした。
個人投資家は「無職」ではなかった?
会社を辞めて、どこの会社にも勤務していない。
そうなると一般的な感覚では、「職業は?」と聞かれれば、「無職なのかな?」と思ってしまいます。
実際、私自身もクレジットカードを申し込む際、
「会社員ではないのだから、無職なのか?」
と迷ったことがあります。
しかし、少なくとも三井住友カードの分類では、「投資家」は「自営業・自由業」の具体例に含まれています。
つまり、少なくとも同社の申込上の分類では、
「会社に勤めていない=無職」とは限らない
ということになります。
これはなかなか興味深いところです。
もっとも、ここには注意が必要です。
三井住友カードがこのように分類しているからといって、すべてのカード会社で「個人投資家なら自営業・自由業を選べばよい」という意味ではありません。
カード会社によって選択肢や定義は異なりますので、実際に申し込む際には、それぞれの会社の説明に従う必要があります。
また、「株式を保有している人=投資家=自営業・自由業」という話でもありません。
会社員として給与を得ながら株式投資をしているのであれば、通常は「会社員」がその人の職業でしょう。
ここで問題になるのは、私のように会社を退職し、資産運用を生活の基盤としているようなケースです。
それでも、カード会社自身が職業欄の具体例として「投資家」という言葉を明記しているのは、なかなか面白いと思いました。
FIREした人は何を選ぶ?
さらに考えてみると、今後はこうした問題に直面する人が増えるのかもしれません。
早期退職して資産運用で生活しているFIREの人。
不動産収入を中心に生活している人。
フリーランスとして複数の仕事をしている人。
会社を退職して、年金と資産運用の収入で暮らしている人。
昔のように「会社員」「自営業」「公務員」といった分類だけでは、簡単に整理できない人が増えています。
働き方だけでなく、収入を得る方法そのものが多様化しているからです。
そう考えると、クレジットカードの「職業欄」という何気ない項目にも、世の中の変化が表れているような気がします。
たまには注意事項も読んでみるものです
これまでクレジットカードを申し込む際、職業欄は数秒で通り過ぎる項目の一つでした。
しかし今回、改めて調べてみると、意外と奥が深い。
そして何より、
個人投資家が「自営業・自由業」の仲間だったとは(笑)。
これは今回調べてみて、初めて知りました。
長年投資をしていても、まだ知らないことはあるものです。
普段なら読み飛ばしてしまう申込画面の説明や注意事項も、たまにはきちんと読んでみるものですね。
サラリーマン以外の皆さん、どこにチェックしていますか?
そこで最後に、会社員以外の読者の皆さんに聞いてみたいと思います。
皆さんはクレジットカードを申し込む際、「職業」のどこにチェックを入れていますか?
特に、専業の個人投資家、FIREした方、年金生活の方、フリーランスの方、不動産収入などで生活している方。
普段、どの項目を選んでいるのでしょうか。
私自身、今回調べてみて「なるほど」と思ったテーマだけに、皆さんがどうしているのか、ちょっと気になります。
I hope you like it.
