この度、拙著の担当編集者さん経由で、ダイヤモンド社から今月出版された投資本を献本していただきました。
簡単ですが、読んだ感想等をシェアいたします。
著者・藤本茂氏プロフィール
・1936年生まれ、89歳の個人投資家
・20歳でペットショップの仕事を始める。途中で雀荘経営に職を変える
・1986年、その雀荘を6500万円で売却。それを元手に50歳から「専業投資家」になった。
・投資歴は70年、資産は24億円!
本書概要
著者初の著書(前作):87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」がベストセラー(中国・韓国・ドイツでも翻訳された)になり、そちらは私も購入して読みました。
本書は、一躍、全国的に著名になった著者の普段の投資の様子を、現実とフィクションを入り交わる形で描いたもの
小説という体裁をとっていますが、気軽に読め、ストーリーはとても自然な展開で、あたかもシゲルさんと会話している感じになる。そんな本に仕上がっています。
想定読者や得られる効能
まず、前作から2年で資産18億円から24億円にさらに増加させる等「凄腕」の投資家の実生活のリアルをとにかく知ってみたい人にお勧めします。もちろん、藤本ファンなら読んで損はないでしょう。
一方、本書を読んでも、すぐに投資ノウハウを包括的に得られることはありません。例えば、具体的な決算書の読み方等に関する記述は少ないです。
でも、チャートの見方やマーケットの様子(体温)を掴むために、いかに多様な事項に配意しているかは参考になると思います。朝2時に起床し、海外の投資番組(CNBC)を必ずしも英語はわからなくとも常時つけ、米国株には投資していなくても、海外マーケットの状況把握から1日をスタートしている勉強熱心なところには、頭が下がります。
私とは大きく異なる投資手法
著者のメイン証券での取引手数料体系は「月1000回まで定額コース」というのを利用。月額5万5000円だそうです。
実際の平均的な株式の保有期間は分かりませんが、基本的には、各種テクニカル指標等を参考にした短期ディールで資産を増大させてきたのが藤本氏です。かつてのテスタ氏に通ずる感じがします。
やはり、圧倒的な投資経験の豊富さ、小さな積み上げがなせる技で、真似することは難しいというのが私の考えです。
著者はお金に不自由がない今でも株式投資が「楽しいからやってる。それだけのことや」だそうですが、果たして、私はいつまで個別株投資を続けるのだろうか。と、ふと思いました。

posted with ヨメレバ
藤本 茂 ダイヤモンド社 2025年11月20日頃
I hope you like it.
