こんにちは!今回は、本屋さんでもひときわ目を引くこちらの投資本を読んだので、そのエッセンスと感想をお届けします。
紹介する本はこちら。 『専業主婦、株式投資で4億円 ――「株なんて怖い」と思っていた私が8年で資産8倍にした方法』(ナスダッ子著、フォレスト出版)
「56歳・未経験からのスタート」という、多くの人にとって勇気をもらえる言葉が表紙に躍る一冊です。
本書の概要と圧倒的な実績
著者のナスダッ子氏は、かつて「株なんて怖い」と思っていたごく普通の専業主婦でした。しかし、56歳という年齢から株式投資を本格的にスタート。そこからわずか8年という期間で、資産を8倍の4億円にまで増やしたという驚異的な実績の持ち主です。
本書では、単なる一発当てたラッキーな手法ではなく、初心者からスタートしてどのように市場と向き合い、資産を築いていったのかが等身大の言葉で語られています。
心に響くキーワード:「待てる人が、いちばん増やす。」
この本の帯に書かれている、特に印象的なフレーズがあります。
「待てる人が、いちばん増やす。」
投資の世界では、ついつい毎日株価をチェックして一喜一憂したり、頻繁に売買を繰り返したくなったりしがちです。しかし、著者が行き着いたのは「待つ」ことの重要性。
- 買いのタイミングを待つ
- 株価が育つのをじっくり待つ
- 市場の嵐が過ぎ去るのを待つ
この「待つ力」こそが、50代からのスタートであっても大きな資産を築くことができた最大の秘訣であると、本書を読み進めると深く納得させられます。
ここに注目!本書の主な見どころ
- 「56歳・未経験」だからこそ真似できるリスク管理 若い頃のような無理なレバレッジをかけるのではなく、年齢を意識した堅実さと大胆さのバランスが絶妙です。
- 「株は怖い」を克服したマインドセット 未経験者が最初にぶつかる恐怖心や、損切り・利益確定に対する心のハードルの越え方が具体的に書かれています。
- 具体的な銘柄選びと「待ち」の戦略 どのような視点で企業を選び、どのタイミングまでじっと我慢したのか、そのプロセスが明かされています。
【私の視点】投資本を超えた、人生全般に応用できる「マインドセット」の書
本書を一読してまず驚かされるのは、一般的な投資本にあるような「銘柄分析の方法」が一行も書かれていないことです。よくある財務指標を使ったスクリーニングの類は一切ありません。そういった意味では、本書は投資本というよりも、投資に限らず人生全般に応用可能な「マインドセット」の本と言えるかもしれません。
夫婦の転機から始まった投資ライフ
ストーリーの始まりは2016年。新聞社に勤めていた夫(63歳)が、何の前触れもなく「少し早めに退職したい」と言い出したところから、当時55歳だった著者の投資が本格的にスタートします。 驚くべきは、そこからの行動力です。ラジオNIKKEIを一日中聴くことから投資の勉強を始め、初めて投資したのが米国株のAmazon。しかもいきなり500万円を投資したというから驚きです。
実は、私も初めて投資した米国株がAmazonだったので、このエピソードには非常に親近感を覚えました。その後、ホールドしきれずに売却してしまったという結末まで著者と同じで、思わず苦笑いしてしまいました。
独自の「集中投資」とポートフォリオ戦略
現在の著者は、自分が好きな銘柄に絞った集中投資を行っています。 保有しているのは、エヌビディア、テスラ、パランティア、ブロードコム。そして、著者曰く「キャッシュのような待機場所」としてマイクロソフトを組み込んでいます。 市場が大きく下落し、狙っていた本命銘柄が大きく売られた際には、このマイクロソフトを売却して資金を投入するという戦略をとっており、非常に合理的でブレがありません。
「人生でやりたいこと」を実現するための株式投資
本書にはマーケットに右往左往しないための心構えが随所に書かれていますが、私が特に気に入ったのは、全体を通底する前向きでポジティブな著者の考え方です。
著者はその後、念願だったアパレルブランドを立ち上げ、ご自身が若かった頃からの「聖地」である青山にショールーム兼サロンを設けるという夢を実現されています。これは本当に素晴らしいことです。
投資は手段であり、目的は「人生でやりたいこと」を実現するため。 本書の最後に書かれている著者の社会貢献や夢には、深く賛同させられました。私も本書に刺激を受けて、なんだかやりたいことが増えたような気がしています(笑)。
一人の人間としての生き方や輝き方を見せてくれる、とっても「素敵な本」でした。
「待つ」というシンプルながら最も難しい投資の極意を、もう一度見つめ直させてくれる良書でした。気になる方はぜひ手に取ってみてください!

posted with ヨメレバ
ナスダッ子 フォレスト出版 2026年05月21日頃
I hope you like it.
