つばめ投資顧問の「顧問」に就任

2つの投資方法とたぱぞう本

この記事は約3分で読めます。

5月末発売となった個人投資家のたぱぞうさんの著書をご恵贈いただきました。

本日はこちらの本の紹介を簡単に行いたいと思います。

2つの投資方法

本の中身に入る前に、投資方法の話から入りたいと思います。なお、株式にここでは限ります。

それは、自分で投資する銘柄を選んで投資する「自力」運用

そして

投資信託を通して、運用会社に運用してもらう方法(外部委託運用)

の2つの区別です。

一般的には、アクティブ運用とインデックス運用を対比することが多いのですが、アクティブ運用の中には自分で「個別株」運用する方法とアクティブ投信に投資する方法の両方が含まれています。

このアクティブかインデックスかの違いも重要なのですが、私としては、それよりも「自力」で運用するのか、外部のプロに運用を託すのか、この区別をより重視したいと思います。

同じ「投資」でも大きな違い

では、自分で個別株を選んで投資するのと、投資信託を通じて投資するのは、同じ「投資」ですが、果たして同じものとして扱っても良いでしょうか?

もちろん、全然、性格・意味合いが違いますね。

個別株に投資するためには、まず、企業の決算書が最低読めないといけませんし、ある程度の銘柄に分散投資するためには相応の資金量も必要となってきます。

一方で、投資信託を通じて投資する場合には、投資した後の価格変動に「耐える力」は当然要求されますが、個別株投資に比べるとリスクは低く、投資のハードルは低くなってきます。

特に、近年はS&P500といった株式市場の指数に連動することを目指すインデックス運用がコストが安く、そしてパフォーマンスも良いため幅広い層の間で人気となっていますね。

たぱぞうさん教えてください

今月発売ほやほやのたぱぞうさんの本のタイトルは「年収400万円の私にできる投資の正解を教えてください!」です。

日本人の一般的な家庭のごく普通の人を対象とした投資の入り口の解説書です。

これまで、ブログ読者などからの多くの相談に答えてきた経験を多く持つ著者ならではのスタイルで、具体的な投資のステップの進め方、投資を始めた後のフォローアップの方法、そしてライフステージに応じた投資の考え方などの内容となっています。

なお、本書の特徴として、少し意外だったのは、株式・投資信託への投資だけでなく、不動産投資の話やマイホーム・保険に関する話など幅広く盛り込んであったことです。

確かに、投資をしていく上で、家や保険の扱いをどうするのかは極めて重要なので、あくまで一つの考え方であっても「叩き台」の考えが提示されているのは、良いことだと思います。

そして、一部個別株投資する上での考え方(私と非常に似ています)にもサラッと言及していますが、本書で中心に据えられているのは、冒頭で大別した「外部委託」運用の方です。

米国株や世界株に、これだけ低コストで簡単に投資できる環境になったのですから、当然だと思います。

私も一定の資産を築いたので、より保守的な運用スタイルへ舵を切っており、最近のブログ記事に投稿している通り、インデックス運用の割合を高めているところです。

最後に

本書「おわりに」おいて、お金の魔力に取りつかれすぎずに、上手に使っていくことの大切さが書かれていました。

私も深く同感するところです。

お金は有効期限付きの「幸せ引換券」 byたぱぞう

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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