つばめ投資顧問の「顧問」に就任

DAIBOUCHOUさんの本を読んでメモしたこと・考えたこと

この記事は約3分で読めます。

資産10億円の著名個人投資家のDAIBOUCHOUさんの出たばかりの著書『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円』を早速読んだので、ブログ記事として取り上げたいと思います。

本書概要

本書は専業投資家として長い実績を有する著者が、今年から始まったNISA(恒久NISA)の制度を使って、いわゆる億り人をどうやって目指すかを書いて欲しいという出版社のお題に答える内容となっています。ゆっくり10日間かけて学ぶスタイルになっていますが、私は実質1日で修了しました(笑)

DAIBOUCHOUさんの得意の投資方法は「割安成長株」への投資

・NISA成長枠(1200万円)を使って、この「割安成長株」に投資
・成長投資枠でも銘柄の入れ替えは必要
・つみたて投資枠は人気の世界株投信「オルカン」でリスク分散

というのが本書の大きな枠組みです。想定する読者は投資初心者がメインと思われます。

私のメモ

・会社のIR資料等で投資先の理解が進まない場合、その会社の採用ページをチェック
・会社の「付加価値」に着目:ストック型のビジネスを展開している会社が好ましい
・一般消費者向けよりも企業向け、とりわけ大企業向けに提供している製品・サービスの方が、付加価値につながりやすい
・増配されやすい企業:有利子負債がない、人材派遣業、ソフト開発業やコンサルタント業
・ROE15%程度、PER10%程度が「収益バリュー」の投資基準
・セグメント情報をよく見て「お宝」を探す
・資産バリュー株の投資は、一見すると堅実な投資法に見えるが、会社の成長期待を捨て去り、カタリストの登場に全振りしている時点で、かなり特殊な投資方法=初心者には難しい
・(会社四季報)従業員の平均年収は要チェック
・ROICの計算に際し、分子(税引後営業利益)を当期純利益を使って擬似的に算出
・ROAが低く注目されない会社でROICは高い会社を探す
・暴落の前に暴騰あり

投資スタイルの違いなど

DAIBOUCHOUさんは自分が投資しない投資対象を明確にしていますが、その中に「半導体関連の銘柄」があるそうです。確かに業績と株価の関係など難しい面がありますが、私は日本株のコアの投資先にしているので、違いが面白いですね。

本書を読んで、NISA成長投資枠に毎年5銘柄程度投資して枠を埋めるのも悪くないと私も感じました。

なお、DAIBOUCHOUさんの場合、日本株メインなので、NISAつみたて投資枠はリスク分散でオルカンという考えでしたが、私は米国株メインなので、逆に日本株でもいいかもと思ったりしました。

ちょうど、家を買うため新NISAのオルカン(成長投資枠)を全額売却したばかりなので、NISAの使い方も再考する必要が生じています。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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