つばめ投資顧問の「顧問」に就任

「普通の人のための投資」(著:桶井道)読了

この記事は約3分で読めます。

2020年47歳で退職し、現在51歳になった著者の5冊目の著書を献本いただきました。

甚だ簡単ですが、感想をシェアします。

まさに投資初心者向き

本書のターゲットは、まだ投資をしたことがない、あるいは投資本も殆ど読んだことがない様な「投資家と呼べない人」です。

ですから

本書には、投資の基礎知識が、素人向けにわかりやすく書いてあります。

例えば

・負けない投資の基本の「長期」「分散」「積立」のこと
・小さな種銭でも「長期」に「複利」で投資するとどれくらい増えるのか
・ドルコスト平均とは?
・具体的な投資信託の選択肢

ビギナー向けなので、山崎元さんの本の様な「通」しか違いがわからない小難しい話は、ひとつも出てきませんが、それが、いいと思います。

とにかく読みやすい

著者が退職した翌年に私の方が先に出版し、その後互いに献本する関係になりましたが、最初の本から本書に至るまで、桶井氏の書く本は「読みやすい」です。

本書は、一段とこれに磨きがかかった感じがします。おそらく、誰が読んでもスラスラ読めること請け合いです。

お金の有り難み・大切さを再認識できる

本書には以下の記述が出てきます。

お金の量=選択肢の数=人生の豊かさ

もちろん、人生はお金が全てではありませんが、人生の課題・問題の多くがお金で解決するのも事実。本書には、著者が自分の周りに起こった困難を投資等で蓄えたお金を使って克服した事例が書かれています。こうしたことは、何も著者だけではなく、例えば、私も3年前、数百万円かけて目の手術を躊躇なくできたのは、お金があったから。

これは、多くの読者が共感する部分でしょう。

過去の反省も反映

これは何もこの本の著者や出版社(過去含めて)に限った話ではありませんが、どうしても自分たちに都合の良い点を強調しがちです。そのため、例えば、本の販売面にマイナスとなる要素に関しては省略したり、触れても限定的にしたり・・・・。

一部では、著者の過去の著作に関して、粗探しする向きも出てきました。おそらく、一部はその指摘が事実かもしれません。

そうした反省もあり、本書では著者自身のプライベートに関する記述をより詳しく細部まで出した内容となっています。

最後に

言及しませんでしたが、本書にはいわゆる「コア・サテライト投資」のサテライトに関する記述もあったり「桶井道」式の投資の考え方のエッセンスも理解できる内容に仕上がっています。

それにしても、本書は読みやすいです。

ビギナーには間違いなくオススメの一冊

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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