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【投信】ひふみ投信の運用残高を「半減」させた理由

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レオス・キャピタルワークスが運用する人気のアクティブ投信「ひふみ投信」を一部売却(@42,223円)しましたので、ご報告申し上げます。

以下、簡単な理由を残しておきます。

今後の運用パフォーマンスが悪化する懸念

従来、ひふみ投信は「金融機関の言うがままにならない」一部の投資家の資金を主に運用していました。それが、今年2月の「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)で取り上げられたことを受けて、猫も杓子も「ひふみ投信に投資したい!」状態となっています。

どれくらい凄いことになっているかと言うと「ひふみプラス」を扱う大手地方銀では、店頭に「ひふみを買いたい」と「タンス預金」だった現金をリュックサックに詰めた高齢者が訪れたり、北海道で開催されたセミナーには、投資経験のない3人の子どもを持つ農家の女性が空路で駆け付けたという話まであるそうです。

現時点では、明確に運用力が落ちたと断定できる兆候はありませんが、こうした資金は一度マーケットが軟調になると、真っ先に資金を引き揚げる可能性があるなど、運用するのが難しくなることは間違いありません。そもそも、ファンドの規模が数千億円になっただけでも、運用が難しくなると言いますからね。

ついに米国株に投資を始めたこと

当社の開示によれば、米国株式2銘柄(マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム)に投資を開始したことが明らかになりました。この米国株式投資の話自体は1年以上も前から出ていましたが(参考→ひふみ投信が米国株投資を本格的に検討開始か)、実際に投資に踏み切ったことは私にとっては無視できませんでした

上記過去記事の最後に「個人的には、ひふみ投信にはあくまで「日本株」にこだわってほしいと思います。米国株は自分で投資先を決めて運用していますので。」と書いている様に、今回のひふみ投信の投資先の拡大は現在米国個別株の投資をメインにしている私にとっては余計なことであるためです。(あくまで、全体最適の観点で)

なお、当ファンドの商品分類は「追加型投信/内外/株式」であり、投資最初から日本以外の株式にも投資可能であることは承知していましたので、別に騙されたという認識はありません。(念のため)

米国個別株にもう少し資金を積み増したい

私の現在の資産運用は米国個別株で主に行っています。マイ・ポートフォリオの規模もそこそこ大きくなってきており、税引前ですが日本円換算で月10万円の配当を受け取る月も出てくる状態となりました。(参考→【米国株】配当金・年間受取予想額を試算)

運用パフォーマンスも悪くないので、もっと運用規模を大きくしていきたいと考えており、夏のボーナスもほぼ全額投入しましたが、更に追加するのにひふみ投信の売却代金(7/10受渡)を充当することを考えた次第です。

以上をまとめますと、

ひふみ投信の運用成績は悪化する懸念があるというだけで、実際にはこれまで同様見事に運用してくれる可能性は十分あると思っています。

それでも、既往ポートフォリオが米国主軸である事情から、運用の重複を避けるためどうしても売却することにしました。

なお、記事のタイトルにある通り、現状では全部売却はしておらず、売りは約半分としました。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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