つばめ投資顧問の「顧問」に就任

キーエンス(KEYENCE)に投資! 

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本日、キーエンス(6861)に投資しました。

買入単価:59,040円
株数:100株(もちろん:笑)

キーエンス概要

・FA(ファクトリーオートメーション)センサーなど検出・計測制御機器の大手。本社は大阪市東淀川区。FAセンサーは工場の「自動化」「省力化」に不可欠で、国内外で人件費が高騰する環境下、当社製品に対する引き合いは堅調です。
・キーエンスといえば、以下の3点が有名です。
1) 日本一の高給の会社
2)工場を持たないファブレス経営
3)極めて高い収益力

平均年収は2000万円を超える

・従業員の平均年収は2,088万円(18年3月期)と上場企業の平均値の3倍超の水準を誇ります。度々、メディアでも取り上げられますのでご存知の方も多いでしょう。当社よりも給料が多い会社は非上場企業や規模の小さな会社にはあるかもしれませんが、当社の従業員数は連結で6,000名を超える大企業。やはり、日本一の高給会社の称号は当社に与えられるべきでしょう。
・平均年齢35.9歳の若さで、この水準なので二度驚きます。

製造業なのに機械装置がない会社

・当社の有価証券報告書によれば、主な事業内容は「電子応用機器の製造および販売」です。つまり、製造業に分類される会社です。
・しかし、当社のバランスシートにはメーカーであれば必ずある「機械装置」の文字はありません。そう、当社はいわゆる「ファブレス経営」を行っており、工場を自前では持っていないからです。
・キーエンスは、製品の開発、企画、設計を行うものの、製品は協力会社から提供を受けて調達する形態を取っています。
・では、なぜ工場を持たないのか。それは自社工場を持っていると、どうしても稼働率を意識せざるを得なくなり、開発の発想が限られてしまうので、ファブレスにして、自由で主体性のある製品開発をしているそうです。

群を抜く収益力

・日本一の高給会社であるためには、その分利益をあげる必要がありますが、ただの儲けではなく「大儲け」が必要です。では、他社と比較してみるとどうなのでしょうか。

キーエンス(6861)ファナック(6954)オムロン(6645)
売上高5870億円6355億円8594億円
営業利益3178億円1632億円766億円
営業利益率54%26%9%
売上高原価率18%58%59%
平均年収2088万円1347万円804万円
時価総額7兆1648億円3兆6450億円1兆847億円

(注)決算数値は2019年3月期、平均年収は2018年3月期。時価総額は6/3終値ベース

・3社並べると一番右のオムロンがなんだか「普通」の会社に見えてしまいますが、自己資本比率7割の優良企業で、低い利益率の多い日本企業の中にあっては、これでも高い方です。
・真ん中のファナック。超優良企業としていつも名前が挙がる会社です。ご覧の通り26%の高い営業利益率と、自己資本比率は88.5%を誇ります。
・そして、キーエンス。ファナックの収益性だって、メーカーでは滅多にお目にかかれない水準でしたが、なんとその「倍」の驚くべき収益性です。自己資本比率は94.4%!
・キーエンスは創業以来、直販制度のもとで従業員の半分以上が営業に従事。鍛え上げられた営業マンが売っているのはモノではなく、「問題解決のアイデア」です。
・ちなみに、キーエンスの時価総額は、トヨタ、ソフトバンクグループ、NTT、NTTドコモに次いで日本で5番目に市場価値が高く評価されている上場企業となっています。

(参考)

日本経済新聞電子版

 

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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