昨日、引け後、2019年12月期の決算をJTが公表しました。
<リリース文書(PDF)>
・決算短信
・決算レポート
・決算説明会資料
・経営計画2020
・海外たばこ事業2019年実積および2020年ガイダンス
<感想>
・まず、最初からあまり決算には期待してなかったのですが、がっかりしたのは今期見通しです。営業利益以下の各段階の利益が減益見通しとなっているはネガティブな印象を受けました。
・前期決算(減収減益)を受けて、今期配当予想は据置となり、連続増配は16期連続でストップする見込みとなりました。前期の時点で配当性向は78.6%。今期配当性向は89.6%まで高まる見通しなので、配当据置でやっとという状況なのでしょう。ちなみに、今期営業利益には本社売却益が含まれており、本業ベースの実態はさらに悪いです。
・また、説明ペーパー全体を通して危機感は全く感じられませんでした。
<株式を全部売却>
・私の投資先において、海外含めてJT株(6500株)が最大でした。このため、JT株の行方は常に気にしていました。エントリー「日本たばこ産業(JT)株式に関して現在考えていること」に書いたようなことを考え、今回の決算を待っていましたが、当日の株価が決算公表前に1.5%程度上昇していたので、決算後失望売りとなるリスクも考え一旦全株売却しました。
・簿価が2223円と低かったので、この取引で得たキャピタル・ゲインは69万円。3月には期末配当を50万円(6500株*77円)を得られますので、このまま何もしなければ今年のJT株にかかるトータルリターンは119万円となる見込みです。
・なお、引き続きJT株をウオッチする趣旨で、昨日の売却した株価よりも低い株価で100株だけ買い戻しました。しばらく、業績は厳しいと思いますが、経営が傾くとかそういう心配はないので、株価次第では再び大きな金額を投資する可能性は残っています。
I hope you like it.