つばめ投資顧問の「顧問」に就任

日本たばこ産業(JT)株式に関して現在考えていること

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JTの2019年12月期の本決算の公表が2/6(木)に予定されています。

私の最大の投資先でもあり、現時点でのJT株に関する考え方や方針を簡単にまとめておきます。

投資状況

保有株数:6500株
簿価単価:2223円
時価(1/24):2347円
(参考)今度こそJTで夢の配当利回り7%・年間配当100万円達成へ

JTを取り巻く環境

<たばこ離れの進行>
健康志向の強まりにより、先進国中心に喫煙者が減少傾向。当社は2019年の国内全体の紙巻きたばこ販売本数が前年に比べ6.3%減の1251億本だったと発表。喫煙スペースの減少や加熱式たばこの普及などで減少が続いている。また、同社単体の紙巻きたばこ販売本数は前年比7.9%減の755億本、売上高は2.4%減の4850億円だった。20年4月に受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行され、今後も減少傾向が続くとみられる。

<新興国の通貨安>
当社主力のたばこ事業は、海外の方が国内よりも遥かに売上は多く約2倍。M&Aなどにより新興国でも高いシェアを有しており、先般イランとアメリカ間で軍事上の緊張が高まった際、JT株が売られたのもJTが同国のトップシェアだから。最近はドル高・新興国安が続いており、当社決算上はマイナス要因となっている。

<ESG投資の高まり>
昨今、機関投資家の間では「ESG」(環境・社会・企業統治)に重きを置くところが増えており、JTの様なたばこ株や石油株などを削減ないしは完全売却する投資家が増えている。(株式需給の上でのマイナス要因)

<加熱式たばこで遅れ>
国内紙たばこではトップシェアのJTだが、近年広がりを見せている加熱式たばこでは、フィリップ・モリスに先行され、目下、シェア奪還に注力しているところ。

投資判断

<割安度>
株価は直近8営業日続落。予想配当利回りが6.5%を超えるなど、再び投資魅力が高まってきている。

<想定している決算>
一言で言えば、マーケットのコンセンサス並か少し悪い程度の決算を予想。とびきり良い決算はないし、一方で保有資産について巨額の減損を伴うような「ビックリ決算」もないと考えます。配当は据え置き。減配はないことを祈ります。

たばこという嗜好品を扱うビジネス故に、良くも悪くも「安定」しており、これから10年後とか先の業績はともかく目先数年で牙城が揺らぐことはないと考えます。

<エルとしてのJT株の位置づけ>
早期退職し給与収入がない身分につき、保有している間、減配がなければ年間100万円(税引前)のCFをもたらしてくれるJT株はありがたい存在。

しかし、私は「資産運用は「トータル・リターン」が重要」と考えています。

JT株に米国株など全ての投資先の中で最大の金額(時価1500万円超)を投資していますが、今後(決算を受けて)私が取り得る選択肢は大きく3つあります。

1)買い増し
2)現状維持
3)削減ないし全売却

あくまで今のところの考えですが、上記の通り1銘柄に大きな金額を投資し文字通り「個別株リスク」を負っていますので、余程さらに株価が安くならないと追加投資はないでしょう。

そして、投資はあくまで「全体最適」を考えていることから、JT株以外との投資とのバランスやより有利と考える投資先の出現(例:目先、あまり想定しませんがマーケット全般が「暴落」(笑)した際にはJT株を売ってつぎ込みます)などにより、JT株への投資金額は変動すると考えています。

以上です。

大きな決断をした場合は、事後になりますが、これまで同様ブログにてお知らせする予定です。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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