最近、YouTubeやメディアで安野貴博氏(現・参議院議員/政党「チームみらい」党首)の姿を見かける機会が増えました。彼の発言や行動を見聞きしていると、ロジカルでありながら非常に熱量が高く、「この人の思考の原点はどこにあるのだろう?」と強く興味を惹かれます。
そこで手に取ったのが、彼が都知事選を戦った直後に上梓した著書『1%の革命』です。
数年前の出版ではありますが、彼が国政の現場で活躍する「今」だからこそ、改めて読み直す大きな価値を感じました。

1%の革命 ビジネス・暮らし・民主主義をアップデートする未来戦略
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安野 貴博 文藝春秋 2025年02月06日頃
「理想論」ではなく「実践」のための思考法
著者の安野氏は1990年生まれ。AIエンジニア、起業家、SF作家、さらには米国株投資家という多面的なバックグラウンドを持つ異色の人物です。
本書は、彼が東京都知事選挙で提示したマニフェストを最新の思考にブラッシュアップした内容がベースになっています。
一読して驚かされるのは、30代前半という若さでありながら、テクノロジー・経済・行政システム・社会構造といった幅広い分野を徹底的に学び込んでいる点です。単なる批判や理想論に終わらず、「どうすれば東京都、そして日本を真に良くしていけるのか」をどこまでも真摯かつ具体的に突き詰めています。
特に印象的なのは、テクノロジーを行政や政治へ活用することの巨大な可能性です。「デジタル民主主義」やデータ駆動型の政策立案など、これまで停滞しがちだった行政システムを最新テクノロジーでどうアップデートできるのか、その具体的なビジョンにワクワクさせられます。
東京都庁を目指す学生・就活生にもおすすめしたい一冊
本書のもう一つの面白い特徴は、東京都の現状や行政課題、都市戦略について非常に詳しく書かれている点です。
- 都庁が抱える構造的な課題と解決策
- 巨大都市・東京をテクノロジーでどう進化させるか
- 現場の行政コストを下げ、住民のQOLを上げるアイデア
これらが具体的に展開されているため、「これから東京都庁への就職を考えている学生」にとっても格好の参考書になります。採用面接や論文対策としてだけでなく、「都庁に入って何を実現したいか」という未来のキャリア像を具体化する上での素晴らしいバイブルになるはずです。
おわりに:「原点」を知ることで見えてくるもの
動画やニュースで見せる彼の積極的な言動の裏には、本書で語られているような緻密なロジックと、「日本を良くしたい」という純粋な情熱が流れています。
言葉だけで終わらせず、政党を立ち上げ現役議員として社会実装に挑み続ける彼の「原点」がここには詰まっています。
- 最近の安野氏の言動に注目している人
- テクノロジーによる行政・社会の変革に興味がある人
- 都庁をはじめとする公務員・行政職を目指している学生
上記に当てはまる方には、今こそ手にとってほしいおすすめの一冊です。
I hope you like it.
