つばめ投資顧問の「顧問」に就任

『美しく、強く、成長する国へ。』(高市早苗)読了

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自民党総裁選挙候補者、つまり総裁になれば第100代総理大臣になるかもしれない、衆議院議員・高市早苗氏の出版ホヤホヤの本を読了しました。

「政治は国民のもの、即ちその使命と任務は、内に民生を安定せしめ、公共の福祉を増進し、外に自主独立の権威を回復し、平和の諸条件を調整確立するにある」(1955年:自由民主党『立党宣言』より)

著者プロフィール

・1961年(昭和36年)奈良県生まれ、神戸大学経営学部卒業
・(財)松下政経塾卒塾。松下幸之助氏に5年間師事
・米国連邦議会Congressional Fellow、近畿大学経済学部教授を歴任
・自民党では政務調査会長を2期、内閣では総務大臣(5回任命で史上最長在職期間)など歴任
・音楽はヘビィ・メタルなどが好きでドラムを演奏。大の阪神ファン

政策通である

今回の自民党総裁選においては、河野太郎、岸田文雄、野田聖子、そして高市早苗の4氏が名乗りをあげました。私は以前から高市氏のことを知っていましたが、国民の知名度は一番低いと思います。

しかし、初の女性総理になる可能性がある彼女については、国民の関心は非常に高いらしく、本書は本投稿現在、アマゾンにおける売り上げが全カテゴリーの中で瞬間No.1になるほどの人気ぶり

実際、オールドメディア(新聞など)ではなく、ネット上での大規模調査では圧倒的に高市氏が人気を集めています。なお、かつてNHK改革などを打ち出したことがある経緯から、メディアは彼女に総理になってほしくないのかしれません。

そんな高市氏について、本書や現在行われている討論会などの映像などを見ると、まず大変な政策通であることが分かります。本書には、彼女がいくつも議員立法に動いたことが書かれています。

もちろん、本書は自分の「実績PR」の側面があったとしても、非常に多くの分野において高市氏が実際に「動いた」ことがよく伝ってきました。

最も重視していること

第1章の1行目には国の究極の使命は、「国民の皆様の生命と財産を守り抜くこと」「領土・領海・領空・資源を守り抜くこと」「国家の主権と名誉を守り抜くこと」だと考えている旨書かれています。

自由民主党『立党宣言』の冒頭の文言が好きであることにも表れている通り、これは著者が政治家として最も重視していることであることは間違いありません。

私も経済政策や福祉など、国が行ういろいろなものの中で、何よりも大事なことは、国民の生命や安全保障の部分だと思います。これ抜きにして、他はありえないからです。

タブーに挑む

著者は、上記信条の下で、例えば、総理になっても靖国神社への参拝を行うと明言。また、防衛費を増額して、サイバーセキュリティーなど安全保障への備えをするべきであると言います。こうしたことは、従来、あまり触れたくない、あるいは態度を明確にしたくない政治家が多い中で、態度が明快です。

海外においても、靖国に準じた施設があり、自分が外国に訪問した際は必ずそうした場所に訪問しているが、自分の国を守ろうとして死んで行った人を弔うことについて、中国などからとやかく言われる必要がないというのが彼女の考えです。

私も防衛に関して、ただ手を合わせて「戦争がありませんように。戦争に巻き込まれませんように」と祈るだけでは、決して平和は続かないと思います。日米同盟だって、日本が自国でやるべきことを果たしていることが前提です。アメリカ国民の立場になれば、それは自明でしょう。

投資に役立つ!?

これは、最終的に著者が総裁に選ばれ、晴れて総理大臣になるか、ならないかで大きな違いとなるでしょうが、本書にはかなり多くの政策提言や著者の関心領域が示されており、株式投資やビジネスのヒントがたくさん詰まったものとなっています。

なお、仮に総裁にならなくとも、現在の日本が抱える広範囲な問題点・課題の把握には間違いなく役立つものとなっています。具体事例・企業名もたくさん出てきます。

最後に

動画で本人が語るのを見ると、本書はライターを使わず本人自らで書いたとのこと

さて、2021/9/29の投開票では、どうなるでしょうか

私は高市早苗氏を応援しています。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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