これが、米国株の実力です。

英文決算書を読みこなす

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最近、英文の決算書に関する照会があったので、せっかくの機会なので関連書籍を買いましたので読者の皆さんにもシェアしたいと思います。

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本の内容に入る前に

まず、投資における決算書の重要性などについて「私見」(かなり大胆な?)を述べたいと思います。

当然ですが、投資信託を使った投資をされている方には関係なく、個別株に投資している・しようとしている方で興味があれば関係ある話となります。

決算書はそんなに重要ではない!?

まず、いきなり思い切ったことを言いますが、個別株投資における決算書の読解力の重要性は「現定的」であると私は考えています。

例えば、ソニーの様な世界中の投資家が投資し、証券アナリストなどが詳細な分析を常に行っている銘柄については、素人が時間をかけて分析をしたところで「付加価値」(具体的には他の投資家との差別化)を生み出すことは殆ど難しいでしょう。

ただし、時価総額が例えば50億円以下などマイクロチップの場合は、信用力も一般的に低く、あまりいい加減な投資をしていると株価の含み損で済まないかもしれないですし、プロの目があまり光っていないので、掘り出し物が見つかる可能性が相対的にあることは確かです。

世は「AI時代」

でも、企業の財務情報をチェックしているのは人間だけではありません。今は「AI」が様々な分野で導入され、メディアの記事は一部ロボットが書いている時代です。決算データの解析も、人間なんかより遥かに速く「良い決算だったのか」否かの判定も行いますし、短期売買を予め人間が組んだロジックで行っていたりします。

だから、決算が出たからといって「急いで」調べても徒労に終わる可能性だってあると言えます。

それでも、基本的な知識は必須

では、貸借対照表や損益計算書の意味などを分からなくても良いのか?

いいえ。私はそこまで言うつもりはありません。流動性比率、自己資本比率、営業利益率、ROE、ROAなど基本的なことは、やはり理解しておく必要があるでしょう。

決算書の理解は「基本」のキだと言えます。(知っていて当たり前)

企業規模や企業の状態などに応じて力の入れ方を変える

この様に、私は投資において、決算書が読めることは「基本」だと思うものの、この部分だけで投資成績を市場平均よりも良くすることは難しいと言いたいのです。

先ほども申し上げた様に、小さな企業に投資するのであれば、特に入念に分析(ちなみに、調べるのは決算書だけではなく、その会社の設立された経緯、役員構成、株主分布、事業所・工場などの配置、ビジネスモデル、仕入販売状況・・・たくさん確認しておきたいことはあります)する必要があります。一方で、アップルなどの様な企業は、財務分析に力を入れなくても良いのではないか、というのが「私」の考えです。

本書概要

ゴールドマン・サックスなどの投資ビジネス経験を持つMBAホルダーと、もう一人は米国公認会計士(U.S.CPA)の資格を持ち、監査法人勤務経験などを有する方が著者です。

この二人が、就職や転職、海外ビジネスや海外投資において、英文決算書が読めると世界が広がるし、実は「英文決算書は難しくない」という考えのもと、最小限のキーワードと四則演算で「読みこなす」方法を伝授する内容となっています。

アメリカの決算書など(本書から引用・一部編集)

日本国内海外(アメリカ)内容
有価証券報告書Form 10-K年に1回の決算期に提出する報告書
四半期報告書Form 10-Q1Q,2Q,3Qに提出する報告書
臨時報告書Form 8-K重要事象が起きた時の報告書
有価証券報告書Form 20-F海外企業の有価証券報告書

USに上場する海外企業が提出

大量保有報告書Schedule 13D5%以上保有する株主の報告書

上記の通り、海外の決算データの類はフォーマット名が決まっています。なかなか、覚えられないので、表になっていたのでメモしておきます。

決算書の閲覧はMorningstarのサイトが便利

海外企業においても、日本企業同様、IRのページから上記データを入手することができますが、webサイトによって保管の仕方などバラバラで探しにくかったりするので、本書ではMorningstarからの入手を推奨していました。こちらでは、企業名を入力するだけで、会員登録せずとも過去5年までであれば企業の財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)を無料で見ることができます。なお、使い方の詳細については本書に書いてあります。

なお、「EDGAR」というサイトの紹介もありました。こちらの方が格納されているデータの範囲ははるかに多いのですが、その分、慣れていない人にとっては自分が探したい書類にたどり着くまで時間がかかるかもしれません。

貸借対照表などを見るポイント

決算書に詳しくない人でも分かるような平易な言葉で貸借対照表など財務3表を見る上でのポイントが解説されています。内容は初心者向けですね。

日本の決算書の科目に対応する英語を知る・確認するのには、多少役立つかもしれません。(例:本業以外の収益=Other Income)

ただ、出てくる企業名がなぜか任天堂など日本企業である点が気になりました。どうして?

バフェット流英文決算書の読み方

この章では、前章までで解説した会計の英単語を使って、バフェット流の視点でマサチューセッツ大学MBAで教鞭をとっている著者が決算書の見方を解説しています。

ここでは、前章とは異なり、アマゾンやアップル、ウォルマートなど米国企業の実データを使って収益性分析、効率性分析などのポイントがわかりやすく説明されていました。

巻末付録

そして、最後に英文決算書を読むのに必要な、最低限の英単語50がピックアップされて掲載されています。

最後に

ちなみに、私自身は英文での決算書を読むのは不慣れですが、日本企業の決算書でしたら全く抵抗なく短い時間で読みこなすことができます。なお、英語のTOEICのテストを最後に受けたのは、今から15年以上前(30代半ば)ですが、770点だった記憶があります。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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【L】米国株投資実践日記