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2019年120冊読んだ中で特に良かった6冊

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2019年も今日で終わりです。

ブログ読者の皆様、今年もお世話になりました。ブログは13年目に突入しました。

では、毎年恒例の私エルが1年間で読んだ本の中から「自信を持って」オススメできる本の紹介で、2019年のブログを締めたいと思います。

2018年は平均的な読了数(参考:2018年160冊読んだ中から厳選した25冊)でしたが、今年は120冊と25%も減少しました。生活が変化(自宅で過ごす時間が増えた)したことを反映し、従来中心だった電子書籍での読了数が19冊と激減となったのも特徴的でした。

そんな中でも多くの良書に出会うことが出来ました。今回は星5つの本限定でご紹介します。

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日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか

まず最初は昨年から私のテーマとなっている「戦後史」の関連から。

ずばり、なぜ私が「戦後史」に興味があるかといえば、現在の歪な日米関係の理由がわかるからです。

1945年から52年までの占領期にいったい何が起こったのか。

本書の内容は例えば総理経験者の鳩山由紀夫氏でさえ、「私はこの問題(日米合同委員会などの軍事上の密約を生み出す法的構造)について、ぜんぜん知りませんでした」というくらいです。いわんや、一般国民がほとんど知るはずもありません。

日米の間には、アメリカ側の機密文書が情報公開されたことで明らかになった数々の密約があります。

例えば「統一指揮権密約」。これは、簡単にいうと「戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る」というもの。当時の吉田首相が口頭で結んだ密約が、その後の自衛隊創設から安保関連法の成立までつながる、日米の軍事的一体化の法的根拠となっているのです。そして、ここで最大の問題は、軍事行動が必要だと判断するアメリカの「判断」について、私たち日本人が一切関われないということ。

本書では、どうしてこの様な「占領下の戦時体制」が現在も続いているのかを、主にアメリカの公文書を紐解くことで明らかにしています。

現在生きている日本人が、次代のためにも「最低知っておくべき」驚愕の事実がここにあります。

検証・法治国家崩壊 砂川裁判と日米密約交渉

次のこの本は「戦後史」を紐解くキラーブック(重要書籍)と言っても過言ではないでしょう。

最初に紹介した本の中で、安保改定に大きな影響を及ぼした「砂川裁判・最高裁判決」のことが出てきます。砂川とは当時、米軍立川基地(東京)のあった場所の名です。1957年、この米軍立川基地の拡張をめぐって、反対派のデモ隊が基地に数メートル入ったことを理由に、刑事特別法違反で23人が逮捕、うち7名が起訴されました。

この事件の一審判決で東京地裁は、在日米軍は憲法9条2項で持たないと定めた「戦力」に該当するため、在日米軍に対して特別な法的保護を与える刑事特別法に合理的な根拠はないとして、被告全員を無罪としました。在日米軍を真正面から「憲法違反」であるとしたこの判決が、有名な「伊達判決」ですが、その後、アメリカ側の工作によって最高裁でくつがえされてしまうのです。

問題は、当時の駐日米国大使が東京高裁を飛び越えて、外務大臣や最高裁長官と情報交換しながら裁判をコントロールし、最高裁で一審判決を破棄させたこと。

さらに、重要なことは、この判決の中で示された「国家の存立にかかわるような高度の政治性をもつ問題については、裁判所は憲法判断できない」という判例によって、以後、日本政府が重大な違憲行為を行なっても、国民が裁判によってそれをストップさせることが不可能となり、日本国憲法は事実上、その機能を停止してしまうことになったことです。

本書には、日本の司法がワークしなくなったこの極めて重要な経緯について詳述されています。非常に哀しいことですが、まずはこうした「事実を知ること」にしか、解決策は生まれないと考えますので、やはり多くの方に読んで欲しい一冊です。

スノーデン・ファイル徹底検証

本書は米国家安全保障局(NSA)の元契約職員、エドワード・スノーデン氏にネット上のビデオ回線を通じてインタビューすることに成功した著者が、日米のデータ監視・情報統制の実態を明らかにした力作。

スノーデン氏とは、2013年6月、NSAが世界中に張り巡らせた電子監視網の存在を内部告発した人物です。

本書は、驚きの事実に満ちています。NSAは「すべてを収集する」大量無差別監視を日本でも実行、米国は自らの違法監視を合法的に守るために、日本の特定秘密保護法の制定を強力に後押ししたこと、日本の横田基地はサイバー戦争の新中枢であること、三沢基地はハッキングの最前線であること・・・etc.

本書を読み進めると、世界一好戦的なアメリカを平和憲法を持つ日本が裏でガッチリとサポートしている姿が浮き彫りになります。本書は、2017〜2018年に公開されたスノーデン日本関連文書を詳細に分析した初めての本ですが、衝撃の事実の数々に恐ろしくなりました。

最後にスノーデン氏の言葉を引用します。

「監視は最終的に、権力に抗する声を押しつぶすために使われていきます。そして反対の声を押しつぶすとき、僕たちは進歩をやめ、未来への扉を閉じるのです」

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室

重要だけど少し重たい本が続きましたので、今度は経済に関する本にしましょう。

危機的な状況は脱したものの、日本の経済成長って、いつまで経っても冴えませんよね。実際、日本のような長期デフレは、少なくとも戦後の世界では他に類を見ません。本書によれば、1995年から2015年までの20年間の経済成長率は世界の主だった国々の中で最下位。しかも、世界平均+139%の名目GDP成長率に対し、日本だけがマイナス成長(▲20%)だというのです。

おかしいと思いませんか?

私は以前からなぜ「日本だけ」人口動態の影響などあるにせよ、こんなに差を付けられているのか不思議でした。

本書では、その原因を「間違った経済政策を長期にわたって続けてきたこと」に求めています。

一言で言えば、デフレなのに「インフレ対策」を続けてきたことが問題だったと。やはり!

一見、今の日本でまかり通っていることと「真逆?」の主張なのですが、読めば納得。目からウロコが落ちること請け合い。

読みたいことを、書けばいい。

次は肩の凝らない、とっても、とっても、とっても愉快で楽しい一冊です。

『読みたいことを、書けばいい。』

なんと刺激的なタイトルなんでしょう。

本書、本の売り方が上手なダイヤモンド社の出版であることもあり、ベストセラーになっていたので存在は少し前から気になっていました。でも「どうせ、よくある文章術の類いなんだろ。そのカテゴリーの本だってたくさん読んでるぜ」と書店で見かけてもスルーしていました。

しかし、私もブロガーの端くれ、日常的に文章は書いている一人です。そして自分が一番わかっているのですが、自分の文章を書くセンスの無さに嫌気がさすときがあります。本書も、そんなブログ更新の手が止まっているとき手にしました。

なんだこれは!

おもろい!

以上で、本書の紹介を終わります。著者の田中泰延氏は本書が初の著書とのこと、今後の動向が最も気になる存在となりました。

苦しかったときの話をしようか

いよいよ最後となりました。例年ですと、もっとたくさんの本を紹介するのですが、どうせ皆さん、ほとんど実際には読んでくれないでしょうから、今回は本当に読んで欲しい本に絞りました。そんな今年の紹介の中で、本書を一番最後に持ってきたわけわかりますよね?

はい。時間がない、金がないという貴方もこの本だけは、すぐ本投稿のリンクから買って読んでください。間違いなく、その価値がありますから。

著者は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンが経営危機にあったとき、独自のマーケティング・ノウハウを駆使することで見事に経営再建に導いた方。米国株投資家の間でも人気のP&Gのアメリカ本社の中枢部門での勤務経験も有しています。

本書は著者の4名いる子供のうち、当時大学生だった長女に向けて、ビジネスマンそして人生の先輩である父からの「至極の教科書」として書かれたものが原稿となっています。あくまでプライベートなものとして、したためていたのを編集者に発見されたのが、出版に至ったきっかけ。

原稿を読んだ編集者は、「すごいですよ、これ・・・・・・。どんどん引き込まれて、後半で完全にやられました」と原稿の上に涙の染みを残すことになります。「森岡家の家宝にしておくだけではもったいない」「キャリアに悩むすべての人に役立つ本質的な書籍になります!」と

実際、本書を読んでみた感想は、決して平坦ではなかった著者のビジネス・ストーリーと豊富な経験知が相いまって、現役の社会人にとっての生きたテキストになっていました。

そして、そして、父から娘への深い愛情を強く感じました。実の子とはいえ、自分はここまで出来ない。最後は、貴方の瞳にも少し涙が滲むかもしれません。年末年始に相応しい一冊です(笑)

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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【L】米国株投資実践日記