「情報社会」と言われて久しい現代
確かに情報の「量」は非常に多くなった。しかし、まさに「玉石混交」
どの情報が確かで価値があり、どの情報はデタラメで無視すべきか
これを見極めるには、かなりのリテラシーが必要だ。
そして、情報は必ずしも、全てが出回るわけではない。
日本の大手メディアが伝えない、非常に大切な情報について、気鋭のジャーナリストが切り込んだのが本作品である。
著者・山口敬之氏のプロフィール
・1966年生まれのフリージャーナリスト、アメリカシンクタンク客員研究員
・1990年、慶應義塾大学経済学部卒業、TBS入社。以来、25年間、報道局に所属。報道カメラマン、ロンドン支局、社会部などを経て2013年ワシントン支局長に。2016年5月TBSを退職
・元安倍晋三首相と近く、著書に『総理』『暗躍』がある。
本書概要
本書は著者が勤務経験もあるアメリカに実地調査を行い足で拾い集めた情報に基づき、今のアメリカ、そして日本に迫る「赤い危機」について迫った必読書です。
本書「まえがき」から、一部引用し本書紹介にかえることとしたい。
なぜBLMは大統領選挙の年に、憎悪に満ちた過激な抗議行動として燃え盛り、トランプ氏の退場とともに何事もなかったかのように消退していったのか。それは、BLMが自発的な黒人人権運動などではなく、人為的にコントロールされた「反トランプ運動」だったからだ。
BLMと入れ替わるように再燃したのが、新型コロナウイルスの起源論争だ。2020年4月、大統領だったトランプ氏は「-証拠を見た」と明言した。ところがこの発言は「大統領による陰謀論」「根拠のないトンデモ理論」として非難され、研究所流出説は口にするのも憚れるようになり、封印された。(略)
しかし、2021年5月にバイデン大統領が研究所流出説の可能性について言及して、アメリカのすべての情報機関に徹底調査を指示したことで、事態は180度変わった。(略)
それでは、2020年4月のトランプ発言は何だったのか。それはなぜ1年以上放置されなければならなかったのか。
そこから見えてきたのは、内外のさまざまな勢力によって、民主主義の土台をシロアリのように食い荒らされ、ボロボロにされた、アメリカの衝撃的な姿だった。そして、60年以上かけてアメリカを蚕食し破壊しているのが「共産主義ウイルス」であり、その震源地がカリフォルニアにあることも突き止めた。共産主義ウイルスは、日本にも、何十年も前から攻め入り、政財官マスコミの各界の奥深くまで浸透している。
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