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『DIE WITH ZERO』は毎月読みたい必読書

この記事は約5分で読めます。

エルです。

今日は以前の記事「2020年8月から10月に読んで良かった本」で今後の人生における「お金」と「時間」の使い方について、非常に非常に参考になる本であり、「キラー・ブック」の称号を与えても良いと最大級の賞賛を与えた『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス:ダイヤモンド社)について、最初の内容紹介をしたいと思います。私は早くも本日再読しました。

本書概要

まず今回は本書「まえがき」の中身を引用しながら、本書の「触り」の部分を紹介したいと思います。「まえがき」では、有名なアリとキリギリスの寓話から始まります。

夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていたーーー。

この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。もっともな話だ。

だが、ここで疑問は生じないだろうか?

アリはいつ遊ぶことができるのだろうか?

それが、この本のテーマだ。

本書は「ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える」本となっています。

本書を読み進めれば、私が本書のことを「キラー・ブック」と呼んだことが、きっと、ご理解できること請け合いです。

著者プロフィール

ビル・パーキンス

1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレーヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。本書が初めての著書となる。

本書の目次

まえがき

ルール1 ── 「今しかできないこと」に投資する

あなたは喜びを先送りしすぎている
今しかできないことに、惜しみなく金を使え
ひたすら貯めて、どうなる?
若い頃にはした金を貯めるな
金やモノのために、あなたが失っているもの
「節約人間」への警告
無駄に金を貯めこんでいる、そこのあなたへ
さよなら、蓄えるだけの人生

ルール2 ── 一刻も早く経験に金を使う

借金してでも絶対にすべきこと
人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
経験をポイント化してみよう
「思い出の配当」はバカにできない
経験を増やすと、雪だるま式に幸せになれる
「老後の備え」より大切なこと

ルール3 ── ゼロで死ぬ

スタバのコーヒーを毎日買っているあなたへ
「金を稼ぎたい中毒」の末路
2年半タダ働きした女性の話
「ゼロで死ぬ」は効率の極み
でも、仕事が好きだから問題
老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる
祖母にあげた1万ドルのゆくえ
エイリアンの襲来に備えて貯金するバカはいない

ルール4 ── 人生最後の日を意識する

寿命を予測したことはあるか?
「長寿リスク」への正しい備え方
貯蓄より長寿年金をすすめる理由
「富」の最大化から「人生」の最大化へ
人生が変わる「死」のカウントダウンアプリ

ルール5 ── 子どもには死ぬ「前」に与える

死んでから与えるのは、遅すぎる
死後にもらうと、うれしさ半減、価値は激減
いつ、誰に、いくら与えるかを今すぐ考えよう
金の価値を最大化できる年齢は「26〜35歳」
親と過ごす時間が子に与える驚くべき効果
子どもとの経験か? 仕事か?
なぜ彼女は、コツコツ貯めた820万ドルを寄付したのか?
死後の寄付は非効率すぎる
チャリティは待ってくれない

ルール6 ── 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する

支出と貯蓄のバランスを最適化せよ
「収入の〇割を貯金する」をやめる
健康は金より重い
あなたの体は、間違いなく、衰えていく
金の価値は加齢とともに低下する
今、金を使うべきか迷ったら
「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める
健康の改善は、人生を大改善する
若い頃に健康に投資した人ほど得をする
中年期には、金で時間を買いなさい

ルール7 ── やりたいことの「賞味期限」を意識する

いつまでも子ども用プールで遊べると思うな
死ぬ前に後悔することトップ2
「いずれ失われること」に目を向ける効用
「タイムバケット」で後悔しない人生をつくる

ルール8 ── 45〜60歳に資産を取り崩し始める

人生最大で最高のパーティー
資産を“減らす”タイミングを決めよう
老後に必要な金を確認する「魔法の計算式」
資産のピークは「金額」ではなく「時期」で決める
資産を減らすポイントは45〜60歳
再び、でも仕事が好きだから問題
あなたが考えているより、老後に金はかからない
さあ、老後を待たずに金を使い始めよう

ルール9 ── 大胆にリスクを取る

リスクを取らないリスク
夢に挑戦すべきか迷ったら
住む場所を変える不安を乗り越える方法
リスクを恐れるあなたへ

あとがき

謝辞

参考文献

その他

本書は、時間とお金と健康のバランスを取りたいと思っている人に、まさに好適な本です。アーリー・リタイアを検討・実施している人にも、おすすめの内容です。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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