私の運用状況については、純粋な運用部分だけを計測・管理するのは面倒なので、総資産(負債がクレジットカードしかないので、ほぼ純資産と同値)の推移を毎日マネーフォワードMEで把握しています。
そして、ブログ読者など外部の方に情報開示する際には、登録している不動産(便宜的に時価相当の丸い数値を入れている)の金額と、年金資産(公的年金そしてiDeCo)を差し引いて「金融資産」の額を求めて、時々、年初来だったり月次の変動を話題にしています。(常にフルインベストメントなので、投資資金とは別に生活費支出などのための預金を明確に分けていない)
(参考)マネーフォワードの管理対象に自宅を追加して感じたこと
これが資産の騰落率に関する弊ブログを読む場合の留意点です。
そして、エントリー「アセット・アロケーション(2020年6月)」に記載した考えに基づいて、アセット・アロケーションも開示しています。
セクター配分は3月末以降のスタンスを堅持
いわゆるインデックス投資は、iDeCoとつみたてNISAで米国株のインデックスファンドに投資しているのみであり、それ以外は基本的に全てアクティブ投資です。そのため、投資している銘柄はもちろんのこと、セクターの配分もインデックスとは異なっています。
7/10時点のセクター別の割合と特徴的な点は以下の通りです。
セクター | マイ・ポートフォリオ | VOO(S&P500) | 組入銘柄 |
情報技術 | 22.1 | 25.5 | MSFT、V、AAPL、CRM、MA、CSCO、ADBE、ACN、ADP、TXN、QCOM |
ヘルスケア | 8.8 | 15.4 | JNJ、MRK、ISRG、UNH、ABT、ABBV、GILD、LLY |
金融 | 7.7 | 10.9 | BRK.B、CME、WFC、JPM、BLK、SPGI |
コミュニケーション・サービス | 5.3 | 10.7 | NFLX、DIS、VZ、GOOGL、T、FB |
一般消費財・サービス | 14.7 | 9.8 | AMZN、NKE、MCD、SBUX、DPZ、BABA |
資本財・サービス | 9.7 | 8.2 | MMM、UNP、LMT、BA、SHW、GD、RTX、ITW |
生活必需品 | 20.6 | 7.8 | KO、PG、HD、WMT、PM、CHD、PEP、MO、MKC、CLX、UL、DG、CL、HRL、COST、KL、WBA、BTI、SYY |
エネルギー | 2.6 | 2.7 | RDS.B、CVX、XOM |
公益事業 | 0.0 | 3.6 | |
不動産 | 0.0 | 3.0 | |
ETF | 8.5 | ー | VIG、SPYD、DIA |
生活必需品を大きくオーバーウエイト
・今年3月、連日株価がサーキット・ブレーカーが発動されるほど売られる局面で、米国株のウエイトを高め現行の70銘柄体制を構築。その際、あくまで個別銘柄の積み上げでポートフォリオを作りましたが、結果的に生活必需品セクターの銘柄数・ウエイトが高くなっています。S&P500に連動するETFであるVOOのウエイト(3月末時点)に比べて12.8%もオーバーウエイトとなっています。また、アマゾンなど一般消費財・サービスもオーバーウエイトです。
・その分、ヘルスケア、コミュニケーション、情報技術、金融といったセクターはアンダーウエイトになっています。
足元で好調な情報技術(IT)セクターへのスタンスはニュートラル
・上記表の通りITが最大のウエイトとなっています。3月以降、米国株が新型コロナウイルスの要因等で大きく調整する局面では、一時生活必需品のウエイトがITを上回ることもありましたが(参考:【米国株】僅か2週間で大きく変化。生活必需品のウエイトがUP!)、現在株価が調子の良いのはNasdaq組入銘柄を中心としたIT銘柄となっています。
・NYダウやS&P500に比べて、ITセクターを主因にナスダック総合指数、ナスダック100の好調さが際立つ状況ですが、私としてはITの深追いは避け現在の組入銘柄を堅持する方針です。
その他セクター含めて調整予定なし
・繰り返しになりますが、個別銘柄への投資を積み上げた結果として、現在のセクター配分になったものであり、予め特にセクターウエイトを意図してポートフォリオを構築したものではありません。
・3月にポートフォリオが仕上がった後、調べてみたら「こうなっていた」「悪くないね」という感じです。しばらく、特にセクターのウエイトを変更するための売買も想定していません。(米国株へは配当金の再投資のみ予定)
P.S.
「私の米国株ポートフォリオのトップ3」
1 AMZN 8.48%
2 VIG 7.15%
3 MSFT 6.99%
I hope you like it.