エントリー「テスラ株式を売却」の続きです。
今回、売却したのは
Square,Inc.(SQ)とCrowdStrike Holdings,Inc.(CRWD)の2銘柄
拙著『英語力・知識ゼロから始める! 【エル式】 米国株投資で1億円』で述べた「米国株選びの6つのポイント」に照らして、改めて自分のポートフォリオを点検してみた結果、売却が適当という判断に至りました。
取引明細
<SQ>
・売却株数:50株(前日にも10株売却済)
・単価:201.86ドル
・実現利益:378.50ドル
<CRWD>
・売却株数:50株
・単価:190.08ドル
・実現利益:2,785.45ドル
スクエアについては、2020年11月に(再)投資したばかりでした。
(参考)【米国株】米国企業のスクエア(SQ)に投資
また、クラウドストライクについても、スクエア同様、2020年11月に(再)投資を始めて、合計80株まで投資していました。3回に分けて売却し、今回全て売却が完了したものです。
当社はクラウドでセキュリティーサービスを提供している有力企業ですが、ブログに個別記事を書いたことはないですね。(参考)【米国株】新興企業への投資状況(2020/12/24)
主たる売却理由
拙著では以下の6点を米国株選びのポイントして挙げました。
1.自分がよく知っている製品・サービスを扱っている
2.ポピュラーな企業で情報が入手しやすい
3.高い収益性・競争力がある
4.成長性が高い
5.10年以上の増配実績がある
6.売上高営業キャッシュフロー比率が20%以上ある
上記ポイントは、必ずしも全てを充足する必要はなく、この観点で総合的に良いと思える銘柄をピックアップ、最後は他の銘柄との組み合わせ(ポートフォリオ)を見ながら、投資するか否か判断しています。
まず、この2銘柄で現時点で間違いないのは「成長性が高い」部分。そして、最初の「自分がよく知っているかどうか」の部分については、アップルやマイクロソフトなどと同様というわけではありません。
また、米国株の中ではどちらも比較的人気がありますが、情報の入手しやすさの面では、やや劣後する気がします。
そして、肝心の収益性や競争力の部分では、まずスクエアは決済サービスの分野では有力な競合が存在しており、決して当社が磐石というわけではありません。クラウドストライクについては、かなり他社に先行しているように見受けられますが、「自分がよく知っているかどうか」にも関連しますが、専門家でもない私には本当のところ「よくわからない」というのが正直なところです。
また、ビジネスの「堀の深さ」を簡易的に測ることにも使える「売上高営業キャッシュフロー比率」(直近期実績)の水準が高いかどうかも決め手となりました。
・スクエア:4.0%
・クラウドストライク:40.8%
スクエアは僅か4%しかなく、同じく決済サービスを手掛けるペイパルの27.3%と比べて大きく劣りました。
一方、クラウドストライクについては、この数値そのものは申し分なかったのですが、私の当社に対する理解度が弱いので、この期の数値(前期は20.8%)だけをもって「今後も安心」という判断には至りませんでした。
なお、「10年以上の増配実績がある」の点については、新興企業であるこの2社については考慮していません。
その他
今回、この様な確認作業(売却しなかった他の銘柄についても点検)をしたのは、まず、銘柄数を絞って、その資金を他のより信頼のおける銘柄に投資したかったこと、そして、本を読んだ読者のことを念頭において本の内容と私のポートフォリオをより近づけたかったからです。
なお、銘柄選びの6つのポイントは必ずしも絶対従わないといけない「金科玉条」ではありません。
念の為、申し上げておきます。
I hope you like it.