低コストで定評あるバンガードが組成するETF(VHT)に投資しました。
VHT概要
・今回、投資したのは米国のヘルスケアセクター全般にこれ1本で投資可能なETFです。J&Jやファイザーといった医薬品に約3割、バイオと医療機器が各2割の構成
・組入銘柄数は370銘柄ほどありますが、上位10銘柄で約4割を占め、ほとんどが大型株で構成されたETFとなっています。ちなみに、ETFの設定は2004年で、気になるコスト(経費率)は0.10%となっています。
(商品概要)バンガード・ヘルスケア・セクターETF
今回投資した理由
・米国の政治の動きを受けて好調だったヘルスケア株式全般が大きく下げたからです。日経の記事(米国ヘルスケア株に政治の嵐)から引用します。
株価下落は民主党系のバーニー・サンダース上院議員らが10日、「メディケア・フォー・オール(国民皆保険)」法案を公表したことがきっかけだ。政府が保険料の徴収と医療費の支払いを行う医療保険制度の設立を目指す。現行の仕組みは民間保険会社や製薬会社、医療機器メーカーの利益を最大化する制度になっていると批判。仮に法案が成立すれば民間保険会社は排除され、事業モデルが崩壊する恐れがあるほか、薬価や医療機器価格には下落圧力がかかる。利益率低下は避けられない。
・実はVHTに2016年の春、ちょうどこのブログの独自ドメインを取得しワードプレスで書き始めた頃にも投資していました。(その頃の株価は120ドル台)そして、2018年に160〜170ドル台で全て売却していました。VHTがどうこうというよりも、ETF全般を売却し個別株にシフトしたためです。(売却で利益は確保)
・今回、先週末と昨日、まず2回に分けて久しぶりに161〜162ドルで投資しました。米国全般は再び最高値への復帰を視野に入れる動きですが、これから本格化する企業決算の公表等を受けて、下値も一定程度備えておいた方が良い局面で、ちょうどいい投資先となりました。
・なお、このVHTを含む3つのETFでポートフォリオを組んだら(あくまで事後的な検証)、米国全体のインデックスよりも、遥かに運用成績が良かったことを記事にしていますので、ご参照ください。