つばめ投資顧問の「顧問」に就任

インデックス投資はお手軽だけど「リスク資産」への投資には変わりなし

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エルです。

私が投資を始めた頃は、投資といえば、株式、それも日本株式の個別株投資が「最初の一品」でした。

もちろん、当時(平成一桁)でも投資信託はありましたが、アクティブファンドが主体で、個人投資家が今の様に低コストでしかも幅広いカテゴリー(内外の株式・債券・REIT等)にアクセスできる道はありませんでした。

ところが今はどうでしょう。

例えば、ネット証券大手の楽天証券のランキングでは、「積立」先上位のファンドは、楽天・全米株式インデックス・ファンドやeMAXIS Slim 先進国株式インデックスなどインデックスファンドで占められています。

信託報酬も信じられないくらい、安くなりました。

個人投資家が感じるインデックス投資のメリット・デメリット

では、このインデックス投資について、改めてメリットやデメリットを個人投資家目線で考えるとどうでしょうか。

メリット

・投資に要する時間が少ない。「ほったらかし」でよいこと。当然、本業(仕事)に集中できること
・誰でも「平均点」の成績が取れること(税金含むコストを勘案すれば、実質は平均以上)
・個別株投資の様に投資先を常にウォッチする必要がなく、自動的に続けられる「仕組み」となっていること
・投資初心者がマーケットはどう動くかなどの実感を得る最初のトレーニングとして適していること などなど

デメリット

・手をかけないこととの裏腹ですが、退屈で、面白くない
・インデックスなら「安全」「完璧」と妄信してしまう懸念がある
・「平均点」は必ず取れるが、逆に市場に比べて抜きん出た運用成績の確保は難しい  などなど

他にも、いろいろあると思いますが、大体こんなものでしょうか。

インデックス投資も「リスク資産」への投資であることを忘れるな!

・インデックス投資を運用の主軸に据えられている方の多くは、個別株投資やアクティブファンドが、自分の思う様な運用にならない「確率」が高く、それだったら「平均点で上等」という判断をしていたり、人生において極めて重要な「時間」の有効な使い方として、投資ではなく投資以外の家族との時間や勉強、あるいは趣味の時間などに使いたいという方が殆どだと推察します。
・私は投資先の選定等のプロセス自体が面白く、半ば「趣味化」しているので、全く苦になりませんが、大多数?の方がそう感じるのは理にかなっていると思います。
・ただ、投資である以上、最低限の世界経済情勢などに関する関心は持つ必要があると思います。また、最近あまりにも「インデックス投資」が「お手軽」「何もしなくてもいい」という感じで、つみたてNISA導入なんかとセットで営業推進され世間への浸透が進む昨今の状況を見るにつけ、おいおい、インデックス投資も「リスク資産」への投資には全く変わりがないだよ、と大きな声を上げたくなる今日この頃です。
・と言いますのも、インデックス投資は市場インデックス(例えば、日経平均やNYダウ、TOPIX、S&P500など)の動きに「忠実」に追随するのが特徴ですから、下落局面では「必ず」市場平均の下落率に近い率・幅で下がる商品だからです。もちろん、インデックス投資においても、株式の割合や、そもそも金融資産の中で投資に使うお金の割合を一定額に抑えることでリスクのコントロールは可能ですが、「ほったらかし」で良いとのイメージがあまりにも強固だと、後で「こんなはずじゃなかった」という結果にもなりかねません。
・以上、インデックス投資も「リスク資産」への投資には変わりがないというお話でした。なお、個別株投資をされている人は、その先の業績・信用力の変化など「はるかに」多くの事に目配りしないといけませんので、「ほったらかし」は禁物です。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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