職場でもなく、昔からの友人でもなく、かといって投資仲間の集まりでもない。 最近、とある親睦会的なグループに参画しています。
毎年、幹事さんがメンバーのために趣向を凝らしたイベントを企画してくれて、これまでは専ら「楽しむ側(完全なお客さん)」として参加してきました。
しかし、いつもお世話になってばかりなのも申し訳ない。 大人として、そしてこのコミュニティにしっかり根を張るためにも「自ら貢献しよう!」と一発奮起。イベントのリーダーを買って出たのです。
……が。 その美しい志は、引き受けた直後に木っ端微塵に打ち砕かれることになります。 想定以上の「地獄」が待っていました。
連絡ツールがLINE? 家族としか使ってこなかった男の悲劇
最初の関門は、連絡ツールでした。
私のLINEの用途といえば、普段は家族との生存確認や連絡程度。 しかし、このグループの連絡網は完全に「LINEメイン」で回っていたのです。
引き受けた瞬間から、スマホの通知が「ピコン、ピコン」と鳴り止まない。 怒涛のように流れていくチャット、増え続ける未読数字、飛び交うスタンプのテンション……。
「え、このメッセージにはスタンプで返すのが正解?」「夜分遅くに送ったら失礼か?」 いちいち深読みしてしまい、おじさんの頭はキャパオーバー。LINEの通知音に怯える日々が始まりました。仕事でもないのに、スマホを見るだけで胃がキリキリする始末です。
Mac派・退職組を襲う、容赦なき「Word・Excel」の影
さらなる追撃は、イベント準備のデータ作業でした。
我が家のIT環境は、完全なApple(Mac)仕様。 そこへ容赦なく送られてくる、過去のイベント資料や名簿などの「Word」「Excel」ファイル。
「あれ、Macで開くとレイアウトが崩れるぞ?」 「そもそもExcelのこの機能、どこにあったっけ……?」
退職してしばらく経ち、オフィスソフトの感覚もすっかり鈍っている私。画面の前で頭を抱え、「互換性が〜」「フォーマットが〜」と一人でブツブツ呟きながら格闘する羽目に。現役時代のスマートさはどこへやら、完全に文明の利器に翻弄されるおじさんです。
良かれと思って自爆した、ただの愚痴です
「コミュニティに貢献して、早く馴染もう」
そんな格好良い目標を掲げてスタートしたはずが、蓋を開けてみれば、毎日LINEの通知に脅かされ、Macの前で頭を抱えるドタバタ劇。
「なんで自分から引き受けちゃったんだろう……」 「大人しく『美味しいですね』って料理食べてるだけの参加者でいればよかった……」
夜、慣れない作業で重くなった肩を揉みながら、何度そう後悔したか分かりません。 完全に良かれと思って自爆した、ただの愚痴です(笑)。
それでも今日も、ピコンと鳴るスマホに向き合う
とはいえ、一度引き受けた以上は投げ出すわけにもいきません。
不器用なりにポチポチと慣れない手つきでメッセージを返し、Macで崩れたレイアウトをちまちまと直し、今日も準備を進めています。(近々、メンバーでリアルで会う機会があり、その際には、ここで書いた言い訳をするつもり)
よく「コミュニティに馴染むには当事者になるのが一番」なんて言いますが、まさかこんな泥臭いプロセスを経ることになるとは思いませんでした。でも、この格好悪い奮闘も含めて、いつか「あの時は大変でしたよ〜」と笑い合える日が来ると信じています。
とりあえず、次にこのグループに新しく入ってくるおじさんがいたら、私は誰よりも優しく接しようと心に誓いました。
……あ、またLINEが鳴った。
I hope you like it.
