今年に入り熊本での大きな地震があり、先週は関東でも大雨による甚大な被害が出ました。被害に遭われた方々には心よりお悔やみ申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
地方・都市部を問わず、いつどこで自然の猛威に襲われてもおかしくない時代になったのだと痛感させられます。
そこでふと考えました。 「もし、2年前に購入した我が家(都内新築マンション)が、巨大地震やダムの決壊等で壊滅、あるいは住めない状態になったらどうするか?」
我が家の場合、住宅ローンはなく、自宅が何らかの担保に入っているわけでもありません。仮に建物の評価額が瞬時に「ゼロ」になったとしても、実は2019年に早期退職した頃と比べて純資産評価額はずっと上の水準を維持できています。
つまり、家という実物資産を失っても、生活基盤や人生そのものが揺らぐようなダメージにはならないということです。
では、実際にその時が来たらどう動くか?思考を整理してみました。
1. 住まいの再建は「その時の状況」で柔軟に判断する
持ち家再購入か、賃貸か
住宅ローンに縛られていないため、無理に同じ場所で再建する必要はありません。その時の年齢、夫婦の健康状態、街の復興状況を見て、「再び買うか」「気楽な賃貸にするか」をフラットに選べば良いと考えています。
一時的な仮住まいの確保
罹災直後はホテルやウィークリーマンション、あるいは別のエリアへ即座に一時避難・移動できる余力を持っておくことが大切です。
2. 実物資産だけに依存しない「分散」の強み
金融資産の流動性
マイホームは人生を豊かにするための「消費・投資」ですが、そこに全財産を集中させないことが最大のリスクヘッジになります。
ポートフォリオ全体のクッション
不動産価値がゼロになってもびくともしない金融資産の裏付けがあるからこそ、災害時にも感情的にならず冷静な決断を下せます。
3. いざという時の資金づくり:証券担保ローンの活用
さらに、万が一の資金繰りについてもひとつ工夫をしています。
相場安での投げ売りを避ける
大災害時には金融市場も混乱し、株価などが下落している可能性があります。そんな時に焦って保有資産を売却(狼狽売り)して現金を作るのは避けたいところです。
資産を売らずに即座に借り入れる
私はあらかじめ「証券担保ローン」を設定しています。これがあれば、手持ちの有価証券を売ることなく担保にして、必要な時に必要な分の現金を即座に調達できます。仮住まいや初期費用など、まとまった現金が必要になっても柔軟に対応可能です。
4. 本当に残すべきは「モノ」ではなく「データと判断力」
書類やデータの分散保管
建物が壊れても、証券口座や銀行口座、重要書類のデータがクラウド等に保管されていれば、すぐに生活を再建できます。
環境の変化を受け入れる柔軟性
執着を捨て、「形あるものはいつか壊れる」という割り切りと、次に向けた迅速な決断力こそが最大の防災対策だと感じます。
自然災害を完全に防ぐことはできません。しかし、「最悪の事態(自宅の消失)が起きても、自分の足で立ち続けられる状態をつくっておくこと」こそが、真の安心感につながるのだと改めて実感しています。
以上、頭の中の思考実験をブログ記事にしました。
I hope you like it.
