こんにちは。今回は、先日無事に完了した「証券口座間の資産移管」について、その具体的なプロセスをリアルな数字とともにブログに残しておこうと思います。
今回私が実行したのは、楽天証券から野村證券への投資信託の移管(出庫)です。移管した銘柄は、インデックス投資の王道とも言える「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。投資家なら誰もが一度は目にしたことがある、お馴染みのあの目論見書のファンドです。
実は数年前にも、同じルート(楽天証券から野村證券)で「日本株式」の移管を行った経験がありました。しかし、今回の投資信託の移管は、その時とは「勝手」も「手間」も、そして「費用」の面でも大きな違いがあったのです。
日本株はネット完結、しかし投信はまさかの「紙」
数年前に日本株式を移管した際は、非常にスマートでした。楽天証券のウェブ画面上からポチポチと数回クリックして申請するだけで、すべてインターネット上で手続きが完結した記憶があります。印鑑も書類も不要で、「デジタル化されて本当に便利になったな」と感動したものです。
そのため、今回の投資信託(S&P500)の移管も「同じようにネット上でサクッと終わるだろう」と高を括っていました。
ところが、いざ手続きを進めようとすると、投資信託の場合は「紙の書類(口座振替依頼書)」による手続きが必要であることが判明。これだけデジタル化が進む現代において、わざわざ書類を印刷し、手書きで記入し、ポストに投函しなければならないというアナログな仕様に、最初は少し出鼻をくじかれた気分になりました。
書類発送から完了まで:リアルにかかった「3週間」
「紙の手続き」ということは、当然ながら郵送の往復(誤りがあった場合)や、証券会社側での目視による確認、書類審査などのステップが物理的に挟まります。そのため、ネット完結の手続きとは比べより長い「待ち時間」が発生しました。
実際に私が経験した、タイムスケールの全貌は以下の通りです。
- 5月12日: 必要事項を記入した「口座振替依頼書」をポストへ発送
- 5月26日: 楽天証券の口座から、移管手数料が徴収される
- 6月1日: 移管(出庫)手続きがすべて完了!
書類を発送してから無事に野村證券への移管が完了するまで、ちょうど3週間(20日間)の月日を要しました。ネット完結のスピード感に慣れていると、この「約3週間」という期間は想像以上に長く、資産が移動中の状態(宙に浮いているような感覚)になるため、少しソワソワする期間でもありました。(少々、大袈裟に表現しています:笑)
投資信託の移管に潜む「手数料」と、その先のメリット
そして、もう一つ忘れてはならないのが、移管にかかる「手数料」です。日本株式の移管のときとは異なり、投資信託の出庫には1銘柄ごとに手数料が発生します。今回の具体的な移管データは次の通りです。
- 移管銘柄: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 【再投資型】
- 移管数量: 31,932,230 口(自分のための記録なので、数字を丸めず)
- 口座区分: 特定口座
- 出庫手数料: 3,300円(税込)
1銘柄につき3,300円の手数料がかかるため、もし複数の銘柄を細かく保有している場合は、それなりの出費を覚悟する必要があります(※事前に移管元の口座に手数料分の現金を残高として入れておく必要があります。私の場合、完了の約1週間前である5月26日に引落しされていました)。
「わざわざ3,300円を払ってまで移管するメリットはあるの?」と思われるかもしれません。しかし、今回楽天証券から届いた完了通知には、非常に興味深い一言が添えられていました。
『このお知らせは移管手数料の領収書を兼ねています。移管先証券会社の入庫キャンペーン等で領収書が必要な場合にご利用ください』
他社へ資産が出ていってしまう手続きであるにもかかわらず、移管先(今回の場合は野村證券など)が実施している「投資信託入庫キャンペーン(他社からの移管手数料を全額キャッシュバックなど)」への申請を見越して、わざわざ「領収書代わりに使える」と案内してくれているのです。この楽天証券の親切な仕様には、少し驚くと同時に非常に感心させられました。
この完了通知(メールや画面通知)は、移管先でキャッシュバックを受けるための「重要な証拠」となりますので、削除せずに絶対に保管しておく必要があります。
まとめ:これから投資信託の移管を考えている方へのアドバイス
今回の経験から得た教訓をまとめると、以下の3点に尽きます。
- スケジュールには2〜3週間の余裕を持つこと: 株式のように1週間程度では終わりません。
- 事前に手数料(現金)を口座に用意しておくこと: 残高不足だと手続きがストップします。
- 完了通知(領収書)は絶対に保管すること: 移管先でのキャッシュバックキャンペーン等の申請に必須となります。
同じ証券会社間の引越しであっても、「株式(ネット完結)」と「投資信託(紙+日数+費用)」とでは、手続きのハードルが大きく異なるという良い経験ができました。
一手間と時間はかかりましたが、これで野村での証券担保ローンを担保の残高を気にすることなく活用可能となり、非常にスッキリとした気持ちです。書類さえきっちり書いて出せば、あとは待つだけで確実に移管されますので、迷っている方はぜひスケジュールに余裕を持ってチャレンジしてみてください!
ちなみに、現在、NISAでは全額オルカンに投資しており、こちらは楽天証券での取引を継続します。
I hope you like it.
