「世界一周の船旅、実際いくらあれば行けるの?」
誰もが気になるこの疑問に、私たちの旅の記録をベースにすべてお答えします。
旅の始まりは「妻の独断」から?
実はこの旅、私が計画したものではありませんでした。妻がある日、ピースボートの説明会に足を運び、なんとその場で勝手に申し込んできたのです。
当初は北回り航路の予定でしたが、スエズ運河の情勢を鑑み、南回り(アフリカ・南米・マダガスカルなど)のコースに変更。結果として、より冒険心をくすぐるルートでの船出となりました。
つまり、夫婦で入念な事前検討をして申し込んだわけでは実はなかったのです。
基本料金と避けて通れない「諸費用」
船室のクラスは、最もリーズナブルな「ペア/スタンダードインサイドII」を選択しました。窓なし、低層階の部屋です。これは、過去2回の日本一周クルーズの経験(初回はバルコニー付、2度目は窓なし)でそれで問題ないと考えました。どうせ、部屋にいる時間は短いからです。
基本料金:198万円(一人当たり) これには107日間の宿泊代と船内での全食事代(クラス共通)が含まれます。「部屋は寝る場所」と割り切り、その分、外での体験を重視することにしました。
別途諸費用:約41万円(一人当たり) 意外と見落としがちなのが、この「諸費用」です。ビザ取得費用、ポートチャージ、チップ、海外旅行保険、ESTA代行登録、そして国際観光旅客税など。これらは旅を成立させるためにどうしても必要な実費として積み上がりました。(基本料金と合わせて事前に振り込む)
オプショナルツアー:134万円(19件分)
ここが私たちの「こだわり」です。部屋代を抑えた分、寄港地での体験には惜しみなく投資しました。
主な参加ツアー:
- イグアスの滝(5泊6日:5つ星のホテル利用)
- マチュピチュ遺跡(1泊2日)
- リオのカーニバル
各港の滞在時間は「朝入港、夕方出港」と短いことが多いため、私たちは「時間の有効活用」を最優先しました。 現地で個人手配すれば安く抑えられたかもしれませんが、万が一、船の入出港時間に遅れが出た場合等のトラブル(最悪、当該ツアー料金が無駄になる)を避けたいという思いから、割高であることを承知で公式ツアーを選択しました。
船内での支出:52万円(一人)
船内での生活も、こだわり方次第で大きく変わります。
- お酒・飲食: 毎晩の晩酌や、妻の誕生日に奮発した有料のサーロインステーキ(4万円!)など。
- 通信費: これが最大の盲点でした。船内Wi-Fiと陸地用のGlobal Wi-Fiを合わせて約22万円。ブログ更新や連絡等に欠かせないとはいえ、大きな出費となりました。特に、船内でのWi-Fiは30GBで約3万円、これを5回購入するハメとなりました。とほほです。
運命の総額は……?
今回の107日間の旅でかかった私一人当たりの総額は、
約425万円 でした。
(※妻はお酒を飲まず、ネット利用も限定的だったため、船内支出は私より控えめです。夫婦二人の合計ではおよそ800万円超となりました。)
おわりに
一人425万円。 1日あたりに換算すると、約4万円です。
「3食付きの宿泊、19の寄港地、マチュピチュやイグアスといった絶景へのガイド付きツアー、そして一生モノの思い出」
この金額を聞いて、読者の貴方はどう感じましたか? 「高い」と感じるでしょうか、それとも「安い」と感じるでしょうか。
人それぞれの価値観があるかと思いますが、私たち夫婦にとっては、この107日間は金額にはかえられない、人生で最高の自己投資となりました。(たぶん、2度目があると思います・・・・。)
I hope you like it.
