クレジットカードのホルダーにとって、最上位ステージのカードを手にする瞬間はいつでも少し胸が躍るものです。
最近、私のキャッシュレス環境に大きな変化がありました。新たに迎えたのは、三井住友銀行と三井住友カードが一体となったサービス「Olive」の最高峰、「Olive Infinite(オリーブ インフィニット)」です。
このカード、巷のクレカマニアの間では「SBI証券でのつみたて投資のポイント付与率が〜」といった、いわゆる“ポイ活”的な側面ばかりが注目されがちです。しかし、私がこのカードに惹かれ、発行を決意した理由は全く別のところにあります。
今回は、私がインフィニットを選んだ理由と、ちょっと意外な現在の運用戦略についてリアルな舞台裏をお届けします。
最初の関門:初年度年会費の「無料条件」をクリア
Olive Infiniteの通常年会費は99,000円(税込)です。10万円弱という、最高峰クラスのカードにふさわしい一般人にとっては重みのある会費ですが、このカードには特定の条件を満たすことで「初年度の年会費が無料」になるという魅力的な特典が用意されています。
三井住友の公式ホームページに記載されているその条件とは、最初の判定日時点で以下の3つを同時に満たすことです。
- 三井住友銀行の円普通預金残高:500万円以上
- SBI証券の資産残高:500万円以上
- 上記2つの合計(Olive残高):5,000万円以上
私の最初の判定日は「6月8日」でした。私の場合、SBI証券の残高だけで約5,000万円をしっかりと確保し、銀行口座の500万円以上と合わせることで、このハードルをクリア。(→実際には、このためには楽天証券から日本株の移管をするなど、少し忙しく対処しました)
まずは最初の大きな関門を突破し、初年度の会費を無料化することに成功しました。これだけの資金を配置して構えていた甲斐があり、まずは一安心です。
私がOlive Infiniteに求めたもの(非ポイント特典の魅力)
冒頭でも触れましたが、私はポイント還元率の損得勘定だけでこのカードを作ったわけではありません。毎月の投資で数パーセントのポイントを上乗せすることよりも、大人のライフスタイルを支えてくれる充実した「非ポイントの各種特典(付帯サービス)」にこそ、インフィニットの真価があると感じているからです。
私が特に実用性と魅力を感じているのは、次のようなサービスたちです。
- 海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」(海外旅行の際の必須アイテム)
- SHARE LOUNGEの利用特典(リラックスに使える上質な空間、オフ会でも使えるかも)
- グルメ案内(ファインダイニングby招待日和など)(家族との特別なディナーや会食での優待)
- ホテル優待利用(世界中の一流ホテルでのアップグレードや特典)
- 選べる無料保険(ライフスタイルに合わせたカスタマイズ保険)
- 各種イベント案内(非日常 of 体験へのアクセス)
ポイントという「数字」を追いかけるのではなく、これらの上質な「体験」や「安心」を日常に組み込むことこそが、このカードを持つ本当のメリットではないでしょうか。
ホルダーになって分かった盲点:「自動」ではない設定の面倒くささ
ここで、実際にカードが手元に届いて気づいたリアルな盲点(少し面倒な点)をシェアしておきます。
これほどの最高峰カードでありながら、上記で挙げたような素晴らしい特典は、ホルダーになったからといって「自動的」にすべてが有効化されるわけではありません。自分で一つひとつ、初期設定や申し込みの手続きを踏む必要があります。
私はカード発行後、さっそく以下の初期設定を進めました。
- プライオリティ・パスの登録手続き
- コンシェルジュ・サービスの利用申し込み
- SHARE LOUNGEの利用連携
また、「選べる無料保険」に関しては、一般的な旅行傷害保険などではなく、あえて「弁護士安心プラン(弁護士保険)」を選択しました。日常のもしものトラブルやリスク管理において、非常に実用的かつ心強いお守りになってくれると考えたからです。これから発行される方は、カードが届いたらまず「初期設定の棚卸し」をすることをおすすめします。
既存のメイン「アメックス・ゴールド・プリファード」との決別
このOlive Infiniteを今後のメインカードとして据えるにあたり、これまで私の相棒として活躍してくれた「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード」は解約することにしました。
これまでそれなりの金額をこのアメックスで決済してきた実績もあり、実は手元には「アメックス・プラチナ」への切り替えのインビテーション(招待)も届いていた状態での解約です。
「相応の利用実績もあるし、電話口で引き止められたり、理由を深く突っ込まれたりするのかな」と少し身構えながらカスタマーデスクへ連絡したのですが……実際のオペレーターの反応は驚くほど「あっさり」したもの。
寂しさを覚える暇もないほどのスピード対応に、少し拍子抜けしてしまいましたが、かえって未練なく次のステージへ進む良い区切りとなりました。これまでありがとう、アメックス。
現在のカード運用戦略:まさかの「当面は別カードを優先」!?
ここまでお読みいただくと、アメックスも解約したことだし、すぐにでもOlive Infiniteをガンガン決済に使い始めると思われるかもしれません。しかし、現在の私の運用戦略は一見すると矛盾しています。実は、「当面の日常利用は、別のカードを優先する」のです。
理由は、このインフィニットの審査が降りる少し前、4月に長期的な視点(注)から「三井住友カード プラチナプリファード」を「三井住友カード ゴールド(NL)」へダウングレードしたことにあります。
ゴールド(NL)には、年間100万円を利用すると「年会費が永年無料になる」という極めて強力な特典(通称:100万円修行)が存在します。直近の私の最優先ミッションは、決済パワーを集中させて、まずこのゴールド(NL)の永年無料化を確実にクリアすることです。(それほど大変ではありませんが)
つまり、「最高峰のOlive Infiniteという受け皿(付帯サービス)をいつでも使える状態に確保しつつ、日々の決済自体は足元のゴールド(NL)の修行に回す」という、極めて合理的な二段構えのカード運用を進めています。
(注)将来的に高齢化に伴い、消費が不活発になった際には、このゴールドに一本化することを想定
結び
最高峰のステータスと特典をスマートに享受しながらも、足元の100万円修行の手綱は緩めない。一見歪に見えて、自分の中では非常にスッキリとした戦略的キャッシュレスライフがスタートしました。
ゴールドの修行が無事に終わった後、満を持してこの漆黒のインフィニットをメイン決済として輝かせる日が今から楽しみです。各特典を実際に使ってみたレビューや、コンシェルジュの使い勝手などは、また追ってレポートしたいと思います!
I hope you like it.
