老後「2000万円問題」って、昔、大騒ぎしたものがありましたね
2019年6月に金融庁の「市場ワーキング・グループ」が報告書「高齢社会における資産形成・管理」を公表
これは総務省の家計調査の結果に基づくものでしたが、この報告書では、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯で、老後30年間で約2,000万円の金融資産が不足する可能性があると試算されました。
この時の問題の根本となったのは、年金だけでは毎月約5万5000円の赤字が発生するため、30年間では2000万円が不足するという試算でしたが、あくまで上記家計調査による試算に過ぎず、また、多くの老後の家計においても実際に退職金等で貯めてきたお金を年金に足して生活している実態があるにも関わらず、メディアがセンセーショナルに煽った側面があった事案でした。
思い出しましたか?
2000万円がたった2日間で喪失!!
上記問題は、仮にその問題に妥当性があったとして、数十年という長い時間の中で不足するというか必要になるお金の話でした。
ところが、私に急に生じた「現実」は、たった2日間で起こったことなのです。
それは何か
はい。トランプショック(関税発動)により、先週金曜日と今週月曜日続けて、私の資産が毎日1000万円以上減ってしまったのです。
これは、私の30年以上の長い投資経験の中でも初めての経験です。
あのリーマンショックでは資産は半減し、資産は数千万円一時的に減りましたが、この様な急激な金額の減り方ではありませんでしたし、最近のコロナショックや昨年の8月の急落時でも、このスピードでここまで減りませんでした。
理由として考えられるのは、それだけ、これまでの資産運用が順調に推移してきてくれたおかげで、資産のサイズが大きくなっているということだと思います。
幸い、火曜日の日本株は大きく反発。前場の時点で500万円近く資産が戻してくれています。
大急ぎで、信用買いの解消を行い、とり過ぎていたリスクを削減しました。
今後とも、何が起こるかわからないので、リスクテイクはほどほどにします。
皆さんも、油断禁物ですよ
I hope you like it.