トランプ大統領がまた過激な発言をしたことを受けて、世界経済の先行きが一段と怪しくなってきました。
5/30、米国が今度はメキシコからの全輸入品に対し追加関税を課すと表明したことを受けて世界経済の悪化懸念が一段と強まりました。
このため、株式を売って債券を購入(価格は上昇=金利は低下)する動きが加速した格好です。
日本経済新聞電子版
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この株安、債券高(金利安)の組み合わせは、よくあることなのですが、昨日5/31の株式市場の値動きが少し「変」です。
例えば、
高配当株式の代表格・AT&T(T)が3.77%の下落。タバコ株のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)・アルトリア・グループ(MO)もそれぞれ2.64、2.29%と大きく下落しています。
タバコ株の不調は何も今始まったものではありませんが、昨日の様に市場全体が大きく売られる局面では、何だかんだ言っても生活必需品セクターということで割合下げに強いことが多いのですが、他と同様です。
こうした高配当株は、金利が上昇する局面では相対的に魅力が薄れるため、株が売られますが、今日は金利が低下しているのに大きく下げているのが違和感を持ちました。とにかく、株式のエクスポージャーを減らす動きなんでしょうか。
しかし、少なくとも通信株のTの下落には理由らしきものが見つかりました。
ソフトバンクグループ(9984)傘下の米携帯電話大手スプリントなどが売却を計画するプリペイド事業、ブースト・モバイルの買収に米アマゾン・ドット・コムが関心とロイターが報道したことが影響している模様です。
P.S.
マイ・ポートフォリオの中では、この日もマクドナルド(MCD)の株価の強さ(+0.10%)が光りました。
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