作業服大手のワークマン(7564)が10/11の東京株式市場において、日本マクドナルドホールディングス(2702)を抜いて、初めて新興市場(ジャスダックおよび東証マザーズ)で時価総額が首位に躍り出ました。
日経新聞の記事(ワークマン、新興市場で初の時価総額首位に マクドナルドを上回る)によれば、マクドナルドが2001年7月にジャスダックに上場して以来、維持してきた不動(注)の首位の座を初めて奪ったことになります。
ちなみに、東証1部など含めた全市場ベースでの周辺の時価総額の順位は以下の通りとなっています。
161位:ZOZO(3092):7804億円
176位:ワークマン(7564):7218億円
177位:コナミHD(9766):7204億円
178位:TOTO(5332):7203億円
179位:日本マクドナルドHD:7140億円
186位:ヤマトHD(9064):6995億円
同じ小売業では、ZOZOが少し上にいますが、射程圏に入っています。また、業界は異なりますが、最近業績不振の宅配大手ヤマトHDより大きな時価総額となっています。
ちなみに、日経予想ベースのワークマンのPERは、約66倍、マクドナルドは約41倍となっています。非常に高いPERとなっていますが、高い既存店売上高の伸び率(上期27.8%増)を勘案しますと、早晩、ワークマンの業績は上方修正されると思いますので、実質的なPERはこれよりも低いと判断しています。
日本には、企業規模がある程度ある会社で、高い成長率の企業があまりないので、話題になり始めると、人気が過熱しやすい傾向があり、ワークマンはまさにその状態です。
建設業界等の「作業着」を売る店に過ぎなかった当社が、「ワークマンプラス」への業態転換により広く一般ユーザーまで取り込む状況になっており、かつてファーストリテイリングがフリースブームを起こした時の状況にも似た「ブーム状態」にあります。私は、しばらく、この強いモメンタムが続くのではないかと見ています。
なお、私は既に当社が注目されてからですが、当社株が5000円前後の頃から投資を開始している株主です。上場来高値を更新した10/11終値は8820円。
注:ジャスダック単独で。マザーズでは過去にマクドナルドより大きな時価総額の企業あり
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