以前、個人投資家向けに資産運用のツール(ロボアドバイザー)を提供しているWealthNaviに話を聞きに行ったことがあります。
(参考)WealthNavi 先進のロボアドバイザーのCEOに話を聞いてきた
私が訪問した2017年の時の預かり資産は400億円ほどだったのですが、その後、残高を増やして現在では2500億円を突破しているようです。
さて、私は当該サービスは利用していない(口座も開設していない)のですが、資産運用のシミュレーションは無料なので、無料診断を久しぶりにしてみました。
年齢、年収、金融資産の額、毎月の積立額、資産運用の目的、そして「株価が1ヶ月で20%下落したら?」どうするか、の6つの質問に答えると、自分のリスク許容度に応じたポートフォリオが作成されます。
そして、そのポートフォリオの「過去分析(実績)」と「将来予想」が示され、「詳細設定」のところで運用期間などを任意の数字に変更することが可能です。
ちなみに、私の場合は50代という年齢と年収(アーリーリタイアしている)などの関係で、リスク許容度は低い「1」もしく「2」(一番高いものが「5」)という診断になりました。私の実際の資産運用は「6」くらいの運用をしていますが(笑)
リスク許容度「2」で提案されるポートフォリオ
・このサービスでは、日本でも投資可能な海外ETFであって実際の取引額が多く流動性の高いものの中から各アセットクラス毎に選ばれたETFで構成されるポートフォリオが示されます。ちなみにリスク許容度「2」では以下が提案されました。
米国株(VTI) 26.5%
日欧株(VEA) 11.9%
新興国株(VWO)5.0%
米国債券(AGG)35.0%
物価連動債(TIP)11.6%
金(GLD)5.0%
不動産(IYR)5.0%
株式が合計43.4%、債券35%、その他21.6%。物価連動債や僅かですがゴールドも含まれて、なかなかの投資分散です。
将来予測の結果は?
・上記シミュレーションのデフォルトの投資額は500万円となっているのですが、分かり易い数字(1億円)に変え、毎月の積立「なし」、期間「30年」で試算してやると、「70%の確率で19,186万円以上になります」と出ました。そう、ここから今回の投稿のタイトルを持ってきました。ちなみに、30%の確率で、34,744万円以上、50%の確率で、25,782万円以上となる試算結果でした。
・注釈にもある通り、このシミュレーションは「毎月の収益率が正規分布することを前提に計算」「運用手数料を引いて計算されています。また、税金は計算に含まれていません。」「表示の予測値は、将来のリターンをそのままお約束するものではありません。」「過去のシミュレーションはリバランスと積立を継続して行ってきた場合を想定しており、表示銘柄の当時の価格で計算した金額の合算と一致しません。」ので、ご留意ください。
なお、当社直近決算(2019年12月期)では20億円強の経常赤字ですね。
このサービス、手数料がもっと安ければある程度魅力的ですが、現状(1%)のままでは、とっても手を出す気がしません。
I hope you like it.