なんで?なんで?
と思いたくなりますが、週明け28日の米国株式市場は最高値を更新しました。
(参考)米国株、ダウ続伸し204ドル高 主要3指数が最高値 ハイテク株が上げ主導(日経会員限定)
<12/28終値>
ダウ工業株30種平均:3万0403ドル97セント
S&P500種株価指数:3735.36
ナスダック総合株価指数:1万2899.423
コロナ禍、まだワクチンの効果など不透明な状況にもかかわらず、世界の主要中央銀行の強力な金融緩和下、アメリカで成立が危惧されていた追加経済対策の成立に加え、28日はバイデン新政権が新型コロナウイルス用ワクチンの生産加速を計画していると伝わるなど、ワクチン普及への期待も強い様です。
私が投資している個別銘柄も猫の目の様に活躍する銘柄は変わりますが、全体としては上昇しており、年初来では2割近く上昇。S&P500連動のVOOは+15.66%の模様ですので市場平均にアウトパフォームしています。
認識しておきたいこと
ここで認識しておきたいことがあります。
まず、今日の日本株も米国株式市場の地合いを受けて、日経平均が2万7千円を突破、1990年8月以来の高値をつけましたが、市場最高値とはほど遠いということです。それに、米国株式市場がGAFAなど特定銘柄の影響が大きいと言われますが、それは日本株も同様だということ
(参考)7銘柄だけで上昇した今年の日経平均 7割はマイナス(日経会員限定)
そして、年内まで今日を含めて3取引日がありますから年末時点まで数値は多少変動しますが、米国株はナスダックなど特定指数ではなく主要3指数が史上最高値圏の状況で2020年を終えるということです。
これは、日経平均ではなく日本の株式市場全体の状況を最も表すTOPIXの水準が年初来高値をつけたと言っても、史上最高値をつけた1989年12月末の2884.80ポイントに比べると現在の値(1,800ポイント程度)はまだまだ下にあるということです。
日本人ですし、日本の株式市場が活気づいて欲しいですが、日銀の影響力が大きいファーストリテイリングなど特定株の上昇で少し日経平均が上がったくらいで浮かれている場合ではない。
そんな事を感じる年末でした。
やっぱり、米国株だね!来年からは米国株を始めてみようかしらという貴方は、ぜひ拙著をお買い求めください(笑)
(参考)【ご連絡】初めての本が2月に出ます!
I hope you like it.