(再掲)アセット・アロケーションよりも重要なこと

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facebookページを閉鎖しました。」とお伝えした。

このfacebookページでは、「過去記事ピックアップ」と称して、読者の方に対し自分のブログの過去記事の中から適宜昔の記事を紹介していた。

今回、facebookページを閉鎖したことから、旧アドレスのブログにおいて書いた記事(2014/11/16)を未読の新しい読者も念頭に再掲したい。

以下は当時の記事の表現をそのまま再現したものである。

しばしば、資産運用においては「アセット・アロケーション」(資産配分)が重要であると言われる。

異なる値動きをする資産に分散投資し、長期保有する。しかしなんでもいいから分散投資すればいい、というわけでは当然なく、アセット・アロケーションが投資のリターンを決めるというやつ。

私の推奨投資本の一つである『しぶとい分散投資術―世界金融危機でわかった! [単行本]』(田村正之)によれば、詳細は省略するが「資産配分がリターンの8〜9割を占め、銘柄やタイミング選びは残りの1〜2割にすぎないことが、運用の世界では定説」とある。

なるほど、この考え方は他の投資本でもよく見かけるものであり、既に常識のひとつとなっていると言えよう。

個別では、市場を凌駕する銘柄選択を行うことができる投資家やプロも存在するが、その多くは長続きしないため、マーケット全体ではその様な結果になるのであろう。

既に一定程度投資経験を有する個人投資家の中には、この理論に忠実であるがゆえアセット・アロケーション(株式や債券等の配分)に少々こだわり過ぎの投資家も散見される。どんな環境でも通用する唯一のチョイスはないのだから、そんなに細部にこだわらずもっと大らかに構え、他のことに時間をかけた方が有益ではないだろうか(自戒の念も込めて)。

とは言うものの、上記の方々はそれでも意識の高い投資家であり、問題は少ない。

問題はほかにある。

それは、

「一切、資産運用に踏み出せていない人たち」である。

またお前、無責任なことを書くのかという、お叱りを受けそうであるが、短い投稿なのでもう少しお付き合いいただきたい。

たまに、「資産運用なんか極端なことを言えば不要、仕事さえしっかりしておれば老後も大丈夫。」みたいなことを言う人がいる。

確かに、例えば金融資産額5億円の「真の金持ち」は多少インフレや円安で実質的な購買力が落ちようが問題はない。(致命的ではないとの意味)

また、日本に多く存在する金融資産1億円程度の「小金持ち」(会社オーナーや医者に多い)も、職業から得られる収入が将来も安定して見込めるのであれば、大きな心配は不要なのであろう。

さらに、大企業に勤めた後に既に年金生活に入っている団塊の世代なども現役世代に比べ恵まれており、資産運用への依存度は低いというのは理解できる。

でも、実際の世の中は、

中小企業に勤めるサラリーマンが殆どであり、その多くは退職金も大企業の様に多額は出ないのが普通。一般サラリーマンが何の工夫もなく給与だけで、これからの時代に満足な生活を送るのはますます難しくなると思う。

やはり、少ない資金を資産運用で少しでも有利に運用したいところ。でも、その「少しでも有利」のために最初から「アセット・アロケーション」を精緻に詰めることはないと思う。

重要なのは「最初の一歩」を踏み出すこと。一歩足を踏み出さないと二歩目はないのだから。

その一歩は何も最初から大きなものである必要はなく「小さな一歩」で十分。それに適した金融商品はたくさんある。

以上で再掲終わり。

参考になれば幸いです。

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