セミリタイア5年目の2023年を総括

レイチェルさんの『シン・米国株投資術』読了

この記事は約4分で読めます。

著者のレイチェルさんから、初の著書をご恵贈いただきました。

発売日(10月3日)となりましたので、私エルの感想やお勧めポイントなどをお伝えしますね

お勧めの投資方法が明快

まず、本書で展開される主張の中で、最初にお伝えしたい点は、著者のお勧めの投資の組み立て方です。

STEP1 「投資信託」(オススメは米国株式(S&P500)連動のアレ)に「長期・積立・分散」で投資を行い、確実に老後に必要な資産の形成に備える。(毎月の給料で積立)

STEP2 米国個別成長銘柄への投資で資産を増やす。ここで、著者は踏み込んで、具体的な銘柄として、いわゆる「GAFAM」とテスラ、エヌビディアを挙げています。(個別株はボーナスでの購入を想定)

STEP3 爆益を狙える「投機銘柄」への投資:オススメ商品として、今一部で流行りの「レバナス」やテクノロジー株のETF、仮想通貨などを推奨

(コメント)
・お勧めの主たる投資対象が米国株というのは私と同じです。私は投資信託の活用は限定的ですが、一般的に投資信託を中心に投資するのは広く推奨されている方法ですね
・そして、投資信託だけでなく、個別株への投資にもチャレンジをすることは私も賛成です。ただし、著者もハッキリと言及していますが、銘柄選びは人の意見で決めるのではなく最後は自分でしっかりと考えて決めるべきです。
・さらに、ユニークなのがSTEP3の「投機のススメ」:確かに、レバレッジ(てこ)を使った投資などは、うまくいけば、資産を短期的に大きく増やしてくれる可能性があります。なお、私が好きなジム・クレイマーの本でも投資の一部は「投機」の要素を入れるべきと言ってましたね。ただし、私は「レバナス」はお勧めしません。
(参考)【保存版】オススメ投資本10冊(中級・上級者編)

レイチェル「黒歴史」(投資経歴)が面白い

著者のレイチェルさんとは、ツイッター繋がりです。フォローされていたので、なんとなくフォローバックして今の関係にありますが、なんと本で知ったのですが、アカウントを作ったのは昨年2021年。なのに、既に8万人を超えるフォロワー数になっているというから驚きです。

この様にフォロワー数が増えたのは、レイチェルさんのツイートがそれだけ有益であることの証拠。私も毎日拝見していますが、普段は知的に、時にはユーモアあるツイートをされています。

(少なくとも私は)そんな普段のツイートでは知ることがなかったのが、著者の投資経歴です。それも、成功話ではなく、大失敗の話

アベノミクスで儲けた友人の影響も受けて、2015年に初めて証券口座を開設

知識ゼロから始めた投資は・・・・・・・

ここから先は本書を読んでのお楽しみ。ネタバレしない方が良いでしょう。

(コメント)
第3章で「黒歴史」も含めて著者が話をしたのには、もちろんワケがあって、読者の反面教師になり、参考になればとの思いからきています。それにしても、レイチェルさん、思ったよりもアグレッシブですね(笑)

投資で得られる真(シン)のメリット

そして、本書のポイント3点目は、おそらく著者が一番読者に伝えたかったことです。

私がこの本でお伝えしたいのは、あなたのお金の不安を解決することだけでなく、「投資を始めることで真(シン)の自由を手に入れられるんだ!」ということです。

投資を始めることで、身近なニュースとの接し方が変わり、投資で得た知識を仕事に活かしたり、友人との会話が弾んたり・・・・

より社会との繋がりが感じられるようになります。(これ間違いないです)

そう、投資で得るのはお金だけではない。

そんなことを改めて私も感じることができました。

初心者向けの本ですが、例えば、以前紹介した「ジェイソン流お金の増やし方」あたりの読者層とターゲットは近いかもしれません。

I hope you like it.

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投資本
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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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