つばめ投資顧問の「顧問」に就任

エルもお薦め『投資の大原則』

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個人投資家に定評ある投資本で未読の本だった『投資の大原則』(バートン・マルキール、チャールズ・エルス)を読みました。

簡単に感想をUPします。

本書概要

著者は少し投資の世界に入って、投資本に興味を持ったら、知っている・読んでいる人が多い『ウォール街のランダム・ウォーカー』のバートン・マルキールと『敗者のゲーム』(参考:『敗者のゲーム』を久しぶりに読む)のチャールズ・エルスの二人

本書は資産運用の分野の大専門家がアインシュタインの「できるだけシンプルに、しかし、シンプルすぎないように」という原理・原則にならって、基本にしぼって書くように心がけた本となっています。

この趣旨から、こうした投資本を普段読まない初心者にとって、読みやすい内容となっていますが、本当に重要なことを約200ページの分量にコンパクトにまとめてあるため、投資経験豊富な人であっても、その基本に立ち返るのに最適な本と言えます。

原著の英題は「THE ELEMENTS OF INVESTING」(UPDATE EDITION)ですが、個人的には「大原則」と訳するよりも「要諦」とでも訳した方がピッタリな感じがしました。

本書では「Keep it Simple」を合言葉に、その投資手法をKISS Investingと名づけ、5つのルールをあげています。

-できるだけ若い時から計画的に貯蓄に励む
-政府や企業の貯蓄優遇や課税軽減制度を最大限に活用する
-インデックスファンドで広範な分散投資を図る
-リバランスを通じて資産配分を守り続ける
-市場価格の変動に惑わされない

コメント

当たり前ですが、主にアメリカ人を想定して書かれた本なので、日本の投資家にはそっくりそのまま該当・適用できない記述はありますが、紹介されている投資商品も、一昔前だったら日本から投資できなかったのが、今ではその多くがそのもの、もしくは実質的に同じ商品性の投資信託をネット証券で少額から手軽に投資できる環境に現在の日本があるのは、なんてハッピーなんだろうと感じました。

なお、本書の中の「推薦図書」で挙げられている『マネーと常識』(ジョン・ボーグル)が本書以上の私のオススメ本です。
(参考)【保存版】オススメ投資本10冊(中級・上級者編)

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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