キンドルの読み放題で読みました。
著者の田坂広志氏の本は好みで、管理しているツールで調べると本書で12冊目になります。
今回も、いつも同様「深い」内容でした。
以下、例によって個人的に印象に残った箇所をメモとして残しておきます。
・そもそも、我々が逆境を超えられないのは、我々の心が、その逆境に「正対」できていないからなのです。その逆境に「正対」する、すなわち、「正面」から向き合わなければならないにもかかわらず、心が、別な方向に向いてしまっているからなのです。
・人生で起こること、すべてに深い意味がある
・言葉による「気づき」とは、単に、その言葉の「意味」を頭で理解することではなく、その言葉が自身の「体験」と共鳴することによって、「心」が大きく動くことです。
・「逆境」とは自分の可能性を引き出してくれる素晴らしい「成長の機会」である
・「深い自己嫌悪」は「高い理想イメージ」の現れであり成長のエネルギーとなる
・人間、自分に本当の自信がないと、謙虚になれない
・「我々は、言葉にて語り得るものを語り尽くしたとき言葉にて語り得ぬものを、知ることだろう」(ヴィトゲンシュタイン)
・自分を愛せない人間は他人を愛せない
・「他者への嫌悪感」の本質は「自己嫌悪」
・命あるだけ、有り難い!
・確固とした「死生観」を持たない経営者に、社員は、自分の人生を預けることはできない
・人間、死ぬまで、命はあるんだよ!
・何か特別な場面で「必死」にならなくとも、そもそも、我々は、「必ず死ぬ存在」
・「使命感」とは、「大いなる何かに導かれている」という感覚のこと
・運気の強い人間は、「自分は運気が強い」と、心底、信じている
・究極、我々の「人生」こそが我々を育ててくれた方々への「恩返し」
・「死」とは、「成長」の最後の段階である(エリザベス・キューブラー・ロス)
最後に本書「謝辞」の中で著者が述べている言葉を披露して本書の紹介を終えることとしたい。
「自分が、この人生を終えるとき、父母の生きた意味が、定まる。その思いが、いつも、目の前の逆境を越え、歩む力を与えてくれます。そして、いつの日か、この人生を終え、ふたたび、懐かしい父母に会うとき、お伝えする言葉は、すでに、定まっています。」
「お二人から贈って頂いた人生、それは、最高の人生でした。」
I hope you like it.
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