何がきっかけで読むことなったのか忘れましたが、Kindle版でたぶん安かったので読んだ本です。
著者は東大経済学部を卒業後、有名酒類メーカーで広報マンとして活躍するも、30歳で退職。細川護煕氏がいた日本新党の立ち上げに関わったりしたものの、定職に就くことなく20年間独身で「プータロー」という方。本書出版時は51歳とありました。
無職ながら、親が遺してくれた築30年以上の古マンション1室を賃貸に出して得る年100万円の現金がメインの収入源です。
生活費(食費、光熱費、通信費)は月3万円。このうち食費は「1日3食500円以内を目安」など、普段ほぼ100%外食生活をしている私にはとても信じられない水準です。
さぞかし窮乏生活をしているかと思いきや…ベランダにはハーブ菜園、食卓はご馳走、毎週のように友人を招いて宴会と、まったく貧乏臭くない生活ぶりなのでした。
本書で披露される生活を私は真似しようとは思いませんが、「豊かな」節約生活を送るためのノウハウ満載で、価値ある調理器具等への「投資」も一見の価値ありでした。豊富な「格安レシピ集」が紹介されており、自分で料理をすることに抵抗のない独身者には使える一冊なのではないでしょうか。(私は一切料理をしませんので、その部分は飛ばし読み)
I hope you like it.