つばめ投資顧問の「顧問」に就任

『おけいどん式 退職準備&資産形成術』を読了

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投資ブロガー・ツイッター仲間の桶井道(OKEYDON)さんが、この度、初となる書籍を出版されました。

献本を受け、すぐに読み終えましたので、早速、ご紹介したいと思います。

本書のポイント

・約25年間のサラリーマン生活を卒業し、47歳でアーリーリタイアした著者の超リアルな軌跡とノウハウ
・「セットゴール」の考え方に基づき、自分が定めたゴールに向けて、収入・支出・運用などを最適化することに成功
・人生の目標は「幸せに生きること」:急がず、慌てず、忙しくせず、余裕を持ちながら計画・実践するのが、おけいどん式「適温生活」であり「FIRE」(Financial Independence Retire Early)
・会社人時代の年収はピークでも460万円ぐらい。平均年収でも上手に支出をコントロールし運用すれば1億円達成可能であることを具体的に示した。

エルとの比較やその他感想など

私よりも多いツイッターのフォロワー(2万5千名以上)を誇る人気者の著者ですので、これから多くのレビューがUPされるでしょう。そのため、単純な紹介ではなく、先月出た拙著(FIRE関連本でもある)と比較した上でご紹介しますので、ご参照ください。

おけいどん式エル式備考
想定読者・投資初心者〜

・20代〜

同左
主な内容投資に関する章よりもアーリーリタイアに向けた生活術、節約術、心構えに関する記述が充実米国株投資に関する記述が中心だが、STEP5では早期リアイアの条件なども記載両書とも「生きざま」が書かれている点は共通
著者の属性・上場企業グループ会社で営業系の仕事に従事していた。年収は上述の通り。本人曰く「中の下」ぐらい

・独身でご両親と住む

・ご両親が株式投資をしていた。17歳の時に両親から三菱地所株300万円の贈与を受けた

・元銀行員。退職前の年収は1000万円オーバー

・4人家族。息子は私立高校

・実家は経済的余力なく、大学の学費は殆ど奨学金・アルバイトで賄った。

・おけいどんさんは、食費などを親に支払う一方で、家業を手伝うことで収入も得ている。

・エルの妻は現在は働いているが、今月退職予定

投資歴・内容25歳から投資を始めていて47歳でFIRE。投資先は日本株とそれ以外の割合がほぼ同じ。新興国含めた分散投資社会人2年目から投資を始めて、53歳の今まで投資継続中。株式オンリーで米国株7割・日本株3割おけいどんさんは配当重視。一方、エルはキャピタルゲイン+配当のトータルリターンを重視
支出傾向“ドケチ”を美学としており、勤め人時代は手取り収入の最低半分は貯金・投資に回していた。支出は派手な方ではないがメリハリある消費。食費にお金をかけ、リタイア後は旅行などの楽しむお金は惜しまずちなみに、二人とも関西人です。

ざっと、比較するとこの様な感じになります。随分、いろいろな点で著者・本の内容に違いがありますね。

再度「おけいどん式」について強調しておくと、平均的な年収のサラリーマンでも、やりようによっては「1億円」を作ってアーリーリタイアできるということです。

なお、おけいどんさんは、本書でも紹介がありますが、米国はもちろんのこと、イスラエル、カナダ、台湾、シンガポールなど非常に幅広い国に分散投資を実践されており、投資にもお詳しい方ですが、モノを処分する際「必ず売れないかどうか」考えるなど、そのケチケチぶりは私にはとてもとても真似は無理です(笑)

最後になりましたが、「現実的」テクニック満載で、大変読みやすい本書は、これから退職に向けて準備し資産形成を図っていこうとする幅広い層におすすめの一冊と言えるでしょう。

拙著ともども、よろしくお願いいたします。

I hope you like it.

拙著の想定読者など
エルです。 拙著の出版前1月に「『【エル式】 米国株投資で1億円』 の概要を著者自らご紹介」という記事を書きました。 これを書いたのは、本を読む前の「期待」と「実際」の距離を事前に埋めておく目的です。 1月はまだこの本が書店になく「想像」し...
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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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