今日は久しぶりに本に関する話題です。
昨年は本が全然読めない1年でしたので、2022年は「挽回」の年としたいと考えています。
(参考)2021年に読んだ本の中から選んだ3冊
第1四半期の読書状況
今年になってから、アマゾンの音声版(Audible)も利用し「耳」も活用しながら、少しずつ本との接点を取り戻してきています。1月から3月までの3ヵ月間の間に、読み終えた本は34冊となりました。
そして、個人的な独断と偏見で満足度の分布を表すと以下の通り
満足度★★★★★:1冊
満足度★★★★☆:12冊
満足度★★★☆☆:21冊
Audibleを使って気軽に聴いたものも多いので、全体的にやや満足度が低い結果となりました。なお、私の満足度と本の一般的な評価やおすすめ度は必ずしも一致しない点にはご留意ください。
良かった本
上記星4つ以上の中から、一部を簡単にですが、ご紹介します。
知らないと損する年金の真実
私含めて投資に関しては詳しくても、年金については詳しくない人が多いだろう。既に受給をしている人以外の全ての人におすすめできる良書。「不安」な人は読むと安心できること請け合い。
(参考)知らないと損する年金の真実
サイコロジー・オブ・マネー
原著の副題にある通り、本書は単なるお金に関する知識ではなく、より良い人生を生きていくための知恵が詰まっている。幅広い層におすすめです。
世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意
投資に詳しくない人に投資の意味を解説するのに最適。最近、学校で投資教育を始めているが、ポートフォリオの組み方などよりも、遥かに大事な「人的資本」「人的投資」の重要性や、これを把握した上での、国際分散の考え方などが大変分かりやすく説明されている。息子にも読ませたい一冊。
魂の経営
写真フイルム市場が10分の1に縮小し、かつて業界トップだったコダックが経営破綻するという未曾有の危機を克服した富士フィルムを経営した古森氏が著者
最近話題の経営における「進化」と「探索」を見事に実践した事例であろう。
なお、後半は著者の仕事観や日本・日本企業に関する課題意識も吐露されている。
三位一体の経営
約20年の経営コンサルティング業の経験を経て、2005年投資業界に飛び込み、今では「アジア・ベスト・ファンド賞」を受賞するなど優れた成績を残す存在となった、みさき投資株式会社の社長が著者。
経営者・投資家双方がお互いの良い点を取り入れることで、より高い次元に昇華できる。本書には、そのヒントが満載。
良い経営者は良い投資家になれるし、逆も真なりと思う。
なお前著も面白い。
1%の努力
著者の本は初めてだが、なるほど彼が成功するわけがわかった。超合理的な思考、世の中を上から下から斜めから見る視点の重要性を痛感した。かなり幅広い内容が凝縮しており、誰でも少しは得られる点があるのではないだろうか。
お金のむこうに人がいる
タイトルに尽きる。我々は普段「お金」を単独で捉えがち。しかし、経済の目的はお金や仕事を増やすのではなく、幸せを増やすことが目的であり、お金の「むこう」には必ず人の存在があることを気づかせてくれる良書
世界標準の経営理論
本書はタイトル通り世界で標準的なものとして通用する経営理論を可能な限り網羅・体系的にわかりやすくまとめたもの。本書があれば、ビジネス、投資などを考える際の「思考の軸」になることは間違いなし
滅多に出現しない星5つを付与
やや期待はずれだった本
番外編ですが、以下は世間の評価は高いけど、私の満足度はそれほどでもなかった本です。
2040年の未来予測
本は読者を選ぶ。本書を高く評価する人は日頃の「不勉強」を反省するべきだろう。
両利きの経営
定評あるビジネス書ということで期待を込めて読み始めたが、著者が言わんとする結論に関する説明が必ずしもわかりやすくなく、正直、少々期待はずれ
入山章栄教授と冨山和彦氏の解説は理解を助けてくれる。
なお、原著は2016年出版
以上です。
今回は「経営」に関する本が多かった感じです。投資家なので、やはり経営には関心があるのです。4月以降、また、ある程度読んだら、まとめて記事にしますね
I hope you like it.