今日はブログでは滅多に取り上げない、いわゆる投資の「含み益」についてです。
含み損益とは
この「含み」という言葉には、未実現という意味があります。投資簿価(元金:投入額)に対して、時価が上まっていて利益が出ている状態であれば「含み益」、逆に時価が下回って損失を抱えていれば、それは「含み損」と呼ばれます。
個人にはそうしたルールはありませんが、上場企業の場合には、時価の回復の可能性が低い場合には、会計上損失を計上しないといけない場合もあります。
ズバリ、現在の含み益は?
私の証券口座は楽天証券がメインです。こちらの投資形態別の「現在」の含み損益は以下の通りです。
・国内株式:+1,715万円
・米国株式:+1,689万円
・投資信託:+1,917万円
全て含み益の状態で、これ以外にSBI証券など他の証券口座で保有するオルカン等で合計726万円の含み益があります。
全て合計すると6,047万円と約6,000万円の含み益となっています。
日本株、米国株、そして投資信託のいずれも相応の利益があり、バランスの取れた良い状態です。
ちなみに、金額で最大のものは、投資額自体も大きくなった以下の投信です。
含み益は「幻」か?
SNSなどでたまに見かける言動に「含み益は幻、含み損は現実」というものがあります。
どうして、含み損だけ「現実」で含み益は「幻」なんでしょうか。記号(損益)が違うというだけ。この様な非対称な表現には、私は違和感を感じます。
私なら、どちらも「現実」だと感じます。
一方で、今日明日に投資をやめない限り、こうした投資の損益は過去30年以上、そしてこれからも長く続く投資生活における途中経過の「暫定」のものと言えるでしょう。そう、この6000万円という数字は一時点のスナップショットに過ぎないということです。
くどく書くと
世の中には、投資した株式が10倍(テンバガー)となることを何度も経験したことがある様な才能と幸運に恵まれる人もいますが、私の場合、自慢ではないですがテンバガーは一度も経験していません。
それでも、上記程度の含み益にはなっています。
そして、この含み益。当然ですが、売却して確定させれば、その分減ります。しかも、利益の約2割の税金も持っていかれます。
昨年から、個別株からインデックス投信へのシフトを進める過程で、昨年だけで約2500万円の確定益を米国株中心に計上していますし、今年も既に約1200万円のキャピタル・ゲインの実現を行なっています。
これら、やや過度な利確を行なっていなければ、含み益は現状よりもかなり大きかったことになります。
間違いなく、税金は痛いですが、いつかは払わないといけないので、そこは割り切っています。
(参考)個人資産運用における「繰延税金負債」について
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