この記事は、5年前に書かれました。
ただ今、株式市場での不人気のタバコ株についての記事です。
不人気「だから」、一旦売却していたのに再びエントリーしました。
来年以降の「定点観測」のため、11/23時点の3銘柄の各指標をメモしておきます。(データは全て楽天証券から取得)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI) | アルトリア・グループ(MO) | フィリップ・モリス(PM) | |
株価(ドル) | 34.8 | 53.72 | 84.05 |
時価総額(百万ドル) | 138,623 | 102,201 | 130,502 |
予想PER(倍) | 10.13 | 13.41 | 16.7 |
配当利回り(%) | 7.65 | 5.88 | 5.43 |
実績PBR(倍) | 1.98 | 6.64 | (債務超過) |
売上高営業利益率(%) | 32.77 | 39.07 | 40.01 |
予想ROE(%) | 10.35 | 4.96 | (債務超過) |
自己資本比率(%) | 43.07 | 35.59 | (債務超過) |
流動比率(%) | 89.50 | 63.96 | 135.30 |
株価キャッシュフロー倍率(倍) | 2.12 | 14.46 | 14.9 |
キャッシュフロー利回り(%) | 47.17 | 6.92 | 6.71 |
ベータ | 1.12 | 0.54 | 0.65 |
一言コメント
総括
・やはり、全般的に値ごろ感あるバリュエーションになっていますね。敢えて、安い順番をつけるとすれば、BTI・MO・PMの順か
・あれだけ叩き売られているBTI(年初来・過去1年で約50%株価下落)が、今でも時価総額は業界で世界No.1
・3銘柄とも配当利回りは5%超え。特にBTIの高さが際立つ(ただし、減配リスク内包)。
・規制強化の影響が、仮に杞憂だとすればBTIは絶好の買い場である事は間違いなし(収益性、財務内容、バリュエーションのバランスの良さ!)
バリュエーション(割安度)
・PERや株価キャッシュフロー倍率(低いほど割安)、キャッシュフロー利回り(高いほど割安)などから判断すると、どれもお安いですね。(ただし、BTIはレイノルズ買収及び税制改革に伴う一時収益の影響でFY17純利益が過大になっている影響あり)
財務内容
・PMのみ債務超過になっていますが、これは過去の赤字でそうなっているのではなく、財務戦略で「敢えて」そうしているものです。(儲かった利益を株主に最大限還元)他の米国企業でも、よく見かけますね。ただし、借入に依存している事になるので、金利上昇リスクは一番高いでしょう。
収益性
・各社とも営業利益率は30〜40%もあり、収益力は申し分ありません。自分の勤務先と比べてみてください。
I hope you like it.