サイトアイコン 【L】米国株投資実践日記

保有銘柄の点検「タバコ三銃士」(BTI・MO・PM)

Myriams-Fotos / Pixabay

この記事は、5年前に書かれました。

ただ今、株式市場での不人気のタバコ株についての記事です。

不人気「だから」、一旦売却していたのに再びエントリーしました。

来年以降の「定点観測」のため、11/23時点の3銘柄の各指標をメモしておきます。(データは全て楽天証券から取得)

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI) アルトリア・グループ(MO) フィリップ・モリス(PM)
株価(ドル) 34.8 53.72 84.05
時価総額(百万ドル) 138,623 102,201 130,502
予想PER(倍) 10.13 13.41 16.7
配当利回り(%) 7.65 5.88 5.43
実績PBR(倍) 1.98 6.64 (債務超過)
売上高営業利益率(%) 32.77 39.07 40.01
予想ROE(%) 10.35 4.96 (債務超過)
自己資本比率(%) 43.07 35.59 (債務超過)
流動比率(%) 89.50 63.96 135.30
株価キャッシュフロー倍率(倍) 2.12 14.46 14.9
キャッシュフロー利回り(%) 47.17 6.92 6.71
ベータ 1.12 0.54 0.65

一言コメント

総括

・やはり、全般的に値ごろ感あるバリュエーションになっていますね。敢えて、安い順番をつけるとすれば、BTI・MO・PMの順か
・あれだけ叩き売られているBTI(年初来・過去1年で約50%株価下落)が、今でも時価総額は業界で世界No.1
・3銘柄とも配当利回りは5%超え。特にBTIの高さが際立つ(ただし、減配リスク内包)。
・規制強化の影響が、仮に杞憂だとすればBTIは絶好の買い場である事は間違いなし(収益性、財務内容、バリュエーションのバランスの良さ!)

バリュエーション(割安度)

・PERや株価キャッシュフロー倍率(低いほど割安)、キャッシュフロー利回り(高いほど割安)などから判断すると、どれもお安いですね。(ただし、BTIはレイノルズ買収及び税制改革に伴う一時収益の影響でFY17純利益が過大になっている影響あり)

財務内容

・PMのみ債務超過になっていますが、これは過去の赤字でそうなっているのではなく、財務戦略で「敢えて」そうしているものです。(儲かった利益を株主に最大限還元)他の米国企業でも、よく見かけますね。ただし、借入に依存している事になるので、金利上昇リスクは一番高いでしょう。

収益性

・各社とも営業利益率は30〜40%もあり、収益力は申し分ありません。自分の勤務先と比べてみてください。

I hope you like it.

モバイルバージョンを終了