2021年の取引が終了したので、2021年の成績を確認しました。
企業における会計は大きく分けて2種類あります。
一つ目は財務会計、そして、もう一つが管理会計です。
財務会計は外部に公表することを目的に、管理会計は企業内で会計面から分析することを目的に作成されます。 財務会計は外部へ公開をするため、企業会計原則に基づいて作成をすることになりますが、管理会計はあくまでも内部資料として作成されるので、特に基準などはありません。
私が毎年の運用成績を確認するのは、あくまで企業における「管理会計」に相当する作業であり、その結果をブログ読者に支障がない範囲で開示していることになります。
元々、運用成績をマニアックに精緻に管理するつもりはなく、一番重視しているのが資産(純資産)の推移です。
2021年の資産の増加率
2020年末対比で+19.0%
2019年1月に退職し、今年は「専業投資家」として3年目でした。
1年間の生活費等を支出した後で、純資産は上記の通り19%(円ベース)増加しました。従前ですと、金融資産で比較していましたが、今年は春に自宅マンションを住み替えした際、大きな資金を追加したため、不動産含めた資産ベースで比較しないと適切ではないためです。(あくまで自己資産における金融資産・不動産の割合が変わっただけです。)
なお、念の為ですが、金融資産は運用資産+少ない現預金です。住宅ローンもありません。
2021年の運用成績
<米国株>
こちらは、米国株を取引する都度、米モーニングスターのポートフォリオ管理ツールに手入力しています。今年は先ほど申し上げた様に、春に大きな資金を追加した他、期中に資金繰りの関係でも何度か資金の出入りがあり、修正ディーツ法で計測してやらないと正しい運用パフォーマンスは計測できません。ただ、私は以前からこうした管理はやっていませんので、ここで表示する数字も厳密なものではなく、参考程度にご覧ください。(ただし、マネーフォワードMEで「毎日」総資産の時価はチェックしています。)
年初来(YTD)で+22.05%
なお、S&P500は同じ期間+28.8%です。
いずれも、ドルベースです。
厳密な数字ではなくとも、今年はインデックス対比でアンダーパフォーマンスになったと思います。
理由としては、個別株で最大の組入先のアマゾン株が+3%と今年は振るわなかったこと(マイクロソフトが順位1位に)
マイ米国株ポートフォリオには、今年大きく上昇したエネルギーや銀行株を組み入れていないこと等が挙げられます。
なお、私はエネルギーセクターは以下の過去のトラックレコード等から長期投資の対象としては、適していないと考えており、引続き米国の個別株では投資しない考えです。
(参考)【更新】2009年に投資した1万ドルがこんなに増えるなんて!!
<日本株>
日本株については、単独で運用成績に関して全く管理していませんが、メイン証券の楽天によりますと約400万円の実現益、そして相当額の含み益があります。(含み損は極力実現させました。)
こうしたことから、日本株に関しては二桁のパフォーマンスかつ指数よりも良い成績となったことは確実です。
<全体>
今年の運用での「稼ぎ」は上記資産の増加(+19.0%)に4人家族の我が家で1年間使った生活費や旅行代など全ての支出額を足したものとなります。
これはプライベート情報なので、実額の正確な開示は行いませんが今年に限っての医療費などの支出が嵩んだため軽く1000万円以上の支出金額になります。
(参考)【2021年】我が家の家計はスリムになったの、それとも太ったの?
なお、この今年の支出はいわゆる運用資産に係る「4%ルール」相当の金額よりも大きく、正味の運用成績は資産の増加率にこれを加味してやる必要があります。
以上、速報ベースの報告でした。
来年になって、もう少し肉付けした記事を書くかもしれません。
(参考:年間騰落率)
【米国株】
S&P500指数:+28.79%
ダウ平均:+20.23%
ナスダック:+23.20%
【日本株】
日経平均:+4.91% 3年連続上昇
TOPIX:+10.40% 3年連続上昇
東証2部:+16.01% 2年ぶり上昇
マザーズ:-17.43% 3年ぶり下落
日経JQ: + 4.28% 2年ぶり上昇
REIT:+15.83% 2年ぶり上昇
1年を通じ、資産は安定的に推移しました。
なお、拙著でご紹介した「最強の10銘柄」は全体では好調に推移しました。
I hope you like it.