「投資を開始して27年。」シリーズの第3回目です。(過去記事を一部修正)
いよいよ日本株への「本格」投資について話題が入ってきます。
本投稿の元記事を書いた2015年の8月は、中国の上海株式市場の株価が急落し、世界同時株安の時期であり足元の金融市場は大波乱の展開でしたが、こうした状況は資産を大きく失う可能性がある一方で、滅多にない資産を大きく増やす「チャンス」でした。
まずは、過去のこうした金融危機について簡単に振り返り、その時の微かな思い出とともに私の経験について語ってみたいと思います。
<繰り返し起こる金融危機>
比較的最近(私が生まれている)の1970年以降の主な金融・経済危機そして市場に大きな変動をもたらした出来事を列挙すると以下のとおりです。
・1971年:ニクソンショック
・1978年:カーターショック
・1985年:プラザ合意
・1992年:欧州通貨危機
・1994年:メキシコ通貨危機
・1997年:アジア通貨危機
・1998年:ロシア通貨危機
・2001年:アルゼンチン通貨危機
・2007年:サブプライムローン
・2008年:リーマンショック
・2010年:ユーロ危機
・現在:?危機
頻繁にいろいろな出来事が起こっていることがわかります。上記のうち、為替が大きく円高方向に動いたプラザ合意以降はよく認識していますが、特によく覚えているのはアジア通貨危機以降です。
<日本株への本格投資>
・なぜ、過去の金融危機について最初に言及したかというと、こうした金融危機時の株価が安くなった時に「大胆に」投資し成功した体験を持つからです。
・一番典型的なのが、90年代後半のアジア通貨危機/ロシア通貨危機の頃の投資です。ユニクロ展開するファーストリテイリング(証券コード9983)に投資して大きなキャピタル・ゲインを得ました。
・同社の株価(株式分割を勘案した調整後)を確認したところ、広島市場に1994年7月に上場(ちなみにソフトバンクも同じ年に店頭上場)した当社が、1997年4月に東証2部上場に鞍替えしてから、当社の飛躍のきっかけとなった原宿出店(1998年11月)までの期間のどこかで「最初」のファーストリテイリングへの投資を行いました。現在の株価50,000円前後(2年前)の値がさ株も東証2部上場した月の終値で745円、98年の間も概ね300〜400円台だったのです。500円としても今のなんと「100分の1」です。
・今の様にPERが40〜50倍、PBRも8倍とかあるのとは違って、記憶が間違っていなければ当時のPBR1倍前後で投資できた記憶があります。最初の広島上場時には人気がすごくあり過ぎてIPO時の株価が初値がつかなかった当社もその頃はスランプで、また、市場全体が不安定なこともあり株価が安い時期があったのです。
・私はメディアで早くから当社の存在を知っておりフォローしていました。そして、決め手となったのがスパークスの阿部修平氏の本です。98年5月に出たこの本の中で、ファーストリテイリングが有望株として取り上げられていたのです。
・投資後、原宿出店、フリースブームで大ブレイクして以降のことは説明不要でしょう。ずっと、持ち続けることは残念ながら出来なかったのですが、断続的に売買(保有株を増減)し、2015年春に個別株を一時全て売却するまで保有していました。売り買いせず保有(全く保有していなかった期間もある)していたら、100万円が1億円になっていたのにね・・・。
・他にも数銘柄が投資額の数倍になり、1年間でかなりのキャピタル・ゲインとなりました。という風に・・・・・個別株について書き出したら、いくらでも書けるのですが、ここで一旦終えておきます。
・次回は、「日本株投資における失敗事例等」について書きたいと思います。→「投資を開始して27年。日本株投資での失敗談。」
I hope you like it.